第10話
おれは通りがかったおばあさんが呼んでくれた救急車にのり病院に運ばれた。
俺が目を覚ますと両親はもちろんゆなとゆなの両親まで、いた。
「ひろと?気づいたのね、よかったわ、目を覚ましてくれて。本当に…何があったの…」
母親の泣く姿を始めてみた。
俺を心配して…そう思うと涙が込み上げてきた。
「お母さん、大丈夫だよ、おれは。」
よくわからないけど大丈夫。そう伝えたかった。
「無理しなくていいのよ。今日はゆっくり休みなさい。」
「ありがとう。」
その日は母親と、話しただけで
他の人とは話さなかった。
おれは一人、真っ暗の病室で眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます