第22話:何となく卑猥な

 凛は冷蔵庫からボトルを取り出し、

キャップを外し、一気に煽った。


 ゴクゴクと音を立てて飲んでいる。


 凛の仰け反った白い咽喉に水が

流れ込んでいく。


 白い咽喉が上下運動をする様を見て

いると、何となく卑猥な感じがした。


 オレもヤケにノドが渇いてきた。

「あの・、ボクも水、貰えますか?」


「ええ・・・」

 凛は冷蔵庫を開け、別のボトルを

取り出そうとするので、

すかさず、

「あ、その飲みかけのヤツで、

いいですよ。」

と凛が手に持ったボトルを指差した。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る