　高校に入って彼女といる回数が減っていった

　最初は一緒に登校したり、クラスが一緒だったり

　でも俺が部活に入ると一緒に登校することは無くなり、２年からクラスも離れて隣から離れていった…

　遠くから彼女を見ると友達と楽しそうに笑っている。お互いに話さなくなって、溝ができたみたいだった

　ある日、部活が終わって友達と下駄箱に向かう途中、彼女が教室から出ていくのが見えた。

　慌てるように走って離れていく…　

　走れば…追いかければ…手が届くはずなのに俺は遠くに行く彼女を見ることしか出来なかった

　何していたのか気になって教室を覗いてみる

　特に何も変わっていない。誰も居ない静かな教室があるだけだった…

　ふと黒板を見てみると俺の名前が書いてある。誰が書いたのか俺はすぐに分かった

　その日、俺はニヤけたまま家に帰った

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