群青marine
あの日、君と見た空はとても綺麗だった。
子どもの時、僕は幼馴染みに誘われ海の見える丘に行った。
いつも同じ誘い方で「おにさんこちら」フフフ…と笑いながら逃げる彼女。
僕はいつも彼女を追いかける。行き着く先は海が見える丘
でもあの日はいつもと違って海と空がとても綺麗だった…
空の青さを海が反射しているみたいだった
後ろから鳥が羽ばたいて海の向こうへ行く。僕と彼女は二人であんなふうにこの空を飛べたら気持ちいいんだろうねと語り合う。
海を見る彼女はとても綺麗だった。僕は見惚れてしまった。
今でも一人でここに来る。でも何も感じない
…僕は彼女と見る群青が愛しかったようだ…
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