絶望少女


 昔、昔、あるところに一人の少女がいました。

 その少女は明るく、元気で皆から愛される少女でした。

 ただ、ある時、少女に悲劇が起こります。

 初めは彼女に好意を持った男子が自殺しました。次に彼女が好きになった男子が惨殺されました。彼女はどうして、私が好きになった人は死ぬのか分からず怖くなり、心を閉ざしてしまいました。

 両親には心を開いていて家では元気な女の子になっていました。

 少女の11歳の誕生日、両親は彼女の前で自殺しました。彼女は目の前で両親が死に悲しみました。

 少女は一人、絶望した。

 その瞬間、村の人は全員何かにとり憑かれたかのように狂い村人全員で殺しあいました。

 彼女はその中心でそれを眺めるだけ、まるで悲劇を目の前で見せられてるかのような気分でした。

 少女は一人、どこかに消えたとさ……


 今、その少女はどうしてるだろうか。昔の人だから死んだかもしれない。不幸を撒き散らす力を持つなら死んでもなお人を不幸にするかもしれない。

 しまいに彼女は都市伝説になったのです。

 

 絶望した少女は永遠の眠りを得て夢の世界で希望を獲ようとしたのです。


 お終い。

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