架空少女
私は何でも創れる。頭の中で想像するだけで人も物もいろんな物を創れる。
初めは私もこの力を手に入れた時はビックリした。使い方を知ってからはお金を作って友達とお買い物したり、自分だけの家を作ったり、しまいには弟が欲しかったから私は弟を作った
彼氏が欲しくて私を愛してくれる彼氏を作った。
イケメンで性格が良くて私は幸せだった。
いろんな所でデートに行ったり食事をしたり夢のような毎日を過ごしていた。
あるとき、これはもしかしたら夢じゃないのか、私が夢を見ていて、ここは夢の世界なんじゃないかと思い始めた。そうじゃなきゃ、こんな力は持ってる訳無いんだもの。
そう思った瞬間、周りの景色は全て剥がれ落ちて白くなった。私以外誰もいない。
何も分からず歩くと目の前に私そっくりの人がいる。え?え?と私は戸惑ったがなぜか全てを理解した。
私が私を創ったんだ。夢の世界で私を造り、現実の私は目が覚めても私は夢の世界で暮らす。現実の私は同じ夢を見ない。私だけの夢世界での人生を過ごしていたんだ。
それを自覚した瞬間、私は消えるんだ、
それでも、楽しかった。
産まれてきて……よかった…
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