地獄案内

  この日、僕は初めて地獄と言う場所を見た。

  誰かが教えてくれた訳でなく僕は直感で頭にそう浮かんだ


 空は血のように赤く、針の山は頂上が見えず、血のようにドロッとした池では誰かが沈んでいた。 


 僕は何も分からずただ歩かされる。

 途中で何人もの人が倒れていた。

 僕はただ恐く、恐怖しか無かった。

 次は僕の番だと思いながら重い足を動かす


 どこかで立ち止まり、目の前を見ると大きな顔が見えないぐらい大きな体が目の前にあった。

 大きな風が吹くと同時にその大きな体は動き上から手が落ちてきた。



  僕は目を覚ますと薄暗いがいつもと同じ光景が目に見えた。

  ただシーツが僕の汗でぐっしょりしてること以外は......

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