美少女の秘密

多田由比、高校生2年男子。数週間前、とある神社にお参りした。


同じ2年で一番美人な女の子。城ヶ峰幸実さん。笑った顔が可愛くておっとりしてて。裏表なさそうで。


神社で僕は祈った。どうか彼女と付き合えますように!きっかけでもなんでもいいのでチャンスをください!


『その願い叶えてやろう。ただしなんでもと言ったな?文句は受け付けん』


その日から俺は、彼女の心が聞こえるようになりました。


「由比?幸実さんこっち見てんだけど」


「え?嘘?林田の勘違いじゃなくて?」


(多田君小さくて可愛いな)


「!?」


(これはもう林田君とできてそうよね)


「!?!?」


(あんなに仲良しなんだもん。休み時間もじゃれてるし本当可愛い)


「………」


知りたくなかった………………。学年ーの美人は腐ってました。



「おーい由比ちゃーん?」


「人を肘おきにすんなよ!」


(っきゃああああっ可愛い可愛い可愛い!)


「…………」


神様、文句を受け付けていただけませんか?

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