ここまで“15センチ”と “男女”というお題について深く考えられた作品が他にあるだろうか……そう思えるほど乱舞する“15センチ”と、それに翻弄される “男女”の運命が、最後の“15センチ”に集約されていく様は、見事としか言いようがありませんでした!
物語のテンポも小気味よく、最後まで飽きさせない工夫が満載!
まさかの登場人物達も個性豊かで、思わず「やられた!」と思うような展開も用意され、とてもスリリングな読書体験でした!
笑いあり、涙あり……主人公のひたむきさ、純粋さはとてもカッコイイと思います!
“15センチ”と “男女”というお題があったからこそ生まれた魂の恋物語を、ぜひ一人でも多くの方に楽しんで頂ければ幸いです!