FF気まぐれ_Mラジオ1
__62ってのは宇宙で一番半端な数字だ
……ファニー・フェイスの今日の一言
登場人物
FF……ファニー・フェイス、アーティストな男の子
CC……ポンコツちゃん、
~心と体、二人芝居で生きていく~
FF@「ザザ……ザザザザー……あろーあろーリアル・ワールド、こちらはアートでアートなファンタジー、楽園世界よりお贈りする秘密でラジオなトーク・コーナー」
CC@「あろーあろーこちらポンコツちゃん、聞こえてますよポンコツいあー。あたしに聞こえてあなたに届かぬわけがない、異世界からボリュームマックスでお届けするFFラジオ」
FF@「メタなようでぇ」
CC@「メタじゃない」
FF@CC「「#ノイズ#提供Mラジオ」」
FF@「やっほーどやどやはじめまして諸君の皆さま。やっぱり鉤括弧を2つ重ねるってのは違和感が凄いね。そう、違和感。こうやって違和感というワードを自然に引き出すことで、楽園と現実世界の間にある意識のズレズレトークへとシームレスに繋いでいこうって腹なのはラジオに慣れた皆さんならお気づきのことでしょう」
CC@「その前にまずお前は誰だよ」
FF@「お前も誰だよ」
FF@CC「「お前だよっ!!」」
FF@「そう! 僕らはただの同一人物! もらった体にキャラ付けコテコテ一人芝居をさせていただいておりますラジオジョッキー、ファニーフェイスと申します!」
CC@「ポンコツちゃんでーす」
FF@「さっそくですがお便りのほうが届いております! が、それは無視して! ポンコツちゃんどうぞ!」
CC@「じゃじゃーん、聞いて聞いてファニー・フェイス、楽園ではどんな作品もフリーって聞くけど、それじゃあものが多すぎてわかんないと思うの。どうやって好きなものを見つければいいのかな?」
FF@「いい質問だ! 俺が考えた質問だから当たり前だね。ちなみにここでのいい質問の意味は決して鋭いということではなくただ単に私が答えやすいという意味で良いのであって僕が答えやすいということはつまり質問を僕が用意してしまえばという……」
CC@「ファニー」
FF@「はい。楽園の使い魔っていうのは誰でも使えるっていうのはお話に聞いた通りと存じますが、あの使い魔ってやつは実は”
CC@「The Center?」
FF@「いえーすネイティブせんきゅー。センターには今まで採点されてきたすべての作品のデータと、その瓦斯の色が保存されてオールのだ。採点風景は見たことあるかなリスナー諸君? 作品に含まれる瓦斯というものには全てに固有の色彩があり、一つとして同じものはない」
CC@「ふむ」
FF@「だけど、方向性が似通った作品は当然色も近い!」
CC@「つまり!」
FF@CC「「色彩の配合がそのまま検索機能に使えるのだっ!!」」
#拍手喝采#
FF@「いやあ見事に決まったねえ」
CC@「検索機能だけじゃ流石に無理があるから、普通にコンテンツツリーとかカタログとかもたくさんあるんだよリスナー諸君」
FF@「そうね、カタログ。そして雑誌。さるクローンは楽園のことをカタログ文化と称したくらいにはメチャクチャいっぱいあるよカタログ。みんなも楽園に来たらまずは好みにあったカタログ探しから始めるのだ」
CC@「やだめんどい」
FF@「じゃ普通にランキング見てちょ。結局点数高いの見てけば間違いなし、コレ宇宙の真理。唐突に挟まれるメタ発言で点数ビチャビチャに落とす小説に用ある人なぞおらんでしょう」
CC@「え、じゃあなんで私たちはここにいるの?」
FF@「え?」
CC@「え?」
FF@「……何か勘違いをしているようだね、ポンコツちゃん」
CC@「なにそれドキドキ」
FF@「俺たちは、メタじゃない」
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