「 蓮鶴 」
――― 翌朝、
「 ……
「 そう? 」
「 昨夜は、
「 だから!!
「 まあ、そういう事にしておきますよ。―――
――― " 鳥は殺しても、生かしたままでも良い "
「 何で、俺達が捕獲しなきゃならないんだ? 庭師とかの仕事だろ!?」
「 武器を持ってるかららしいですよ? 」
「 なんだそりゃ!? 俺には鳥を殺す趣味はねぇぞ…… 」
「 でも、
他にも、所々に弓矢や槍を
宮中の水や花、石畳が 次々と鳥達の赤い血に染まって行く・・・・――― 。
「 唐揚げは好きだが、俺には無理だ! 」
「 捕まえてどうするんだろ。食えるの?こいつら…… 」
「 ……呪術って、生贄使うとか言いますよね? 」
「
「 ……う~ん、そうだな。 」
( あいつなら
「 行っちゃった……。 」
「 後から言えば良いさ ――― まずは捕まえよう。 」
「 おい、
「 ! ――― はい、大丈夫です! 」
「 無理に殺さなくても良いんだ。抵抗があるなら向こうに行けよ? 似たような考えの奴らがいるから…… 」
「 ……いえ、大丈夫です!どこをどう斬れば良いのか迷ってただけですから! 」
「 そりゃお強い事で……。 」
「 これぐらいで泣き事を言うのはお前ぐらいだろう? 」
殺した野鳥を手にした
「 結構、いるぜ? 泣き言仲間。 」
親指で反対側を指した
「 あ!
「
「 ……どのような御用でしょうか? 」
「 これを
「
「 昨日のお詫びに、
家移りの時もおかしいと思っていたが、今回も
「 畏れながら…! 彼女は過去の記憶を失くしておりまして、
白夜の真横にいる
「 優秀な女官なら足りているから心配は要りませんよ? 若い彼女は花蓮様のお話し相手になれば
全てを見透かしているかの様に微笑む
「 でしたら、俺も
「 構いませんよ……
「 え!? 俺もですか……!? 」
普段、初対面に近い者 ――― 特に、目上の者には " 僕 " を使うようにしている
「 楽しみにしておりますよ 」 ―――
「 落ちている羽も一本も残さず集めて下さいね。一番 必要なのは羽ですから…… 」
微笑みながら鳥を
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