「 舞い上がる光昭 」
(
食事する台の椅子に腰掛け、
二人が どうして重なって見えたのか ――― 自分はそんなに
『 ――― 睡蓮へ
父さんが料理を始めたら、近くに置いてある薬草を全部 隠してください。
あと、今日は紅炎の事をお願いします。 ――― 白夜 』
手紙を渡して以来、
特に意味を持たない内容ばかりだが ―――
「
彼女は、
「 あ……はい! 今朝、
「
「 ? ――― はい。手紙と言うより伝言のような物ですが…… 」
( 桔梗さんと白夜さんの空気……? )
――― 思い返してみれば、最初に桔梗に出会った時も白夜と桔梗の様子はおかしなものだったと
「 私も彼に手紙を書こうかしら? 最近、思うように会えないし…… 」
「 でしたら、私が頂いた紙を使われますか? ――― 部屋にあるので、すぐにお持ちしますよ? 」
「 いえ、それは…… 」
全く 対抗意識を感じられない
「
「 紙と筆…! ――― どこに売ってあるのですか? 私も付いて行っても宜しいでしょうか!? 」
「 え……!? ………良いけど、あなたお金は持っているの? 」
――― が、それは
「 先生、宜しいでしょうか……? 」
「 うむ、そりゃ構わぬが お主ら二人だけで行かせるのはな……この老いぼれでも居ないよりはマシじゃろ? ――― ちょっと待っててくれ、他に買う物が無いか確認して来る! 」
三人が王宮の近くにある店屋に足を運ぶと ――― 途中、周辺を警備していた
「
デカすぎる
「
「 ああ! ――― お嬢さんもお元気そうで何より! 」
「 お主、手はだいぶ治ったようじゃの? ――― 宮中の医院は暇そうじゃが腕は良さそうじゃったしな。 」
「 はい!
舞い上がっている様子の
「 はい! ――― 紙と筆を買いに来たのです 」
「 おお…さすが!! 女性らしいお買い物だ!! 」
「
「 え…!? ごめんなさい
「 でしたら、自分が皆さんを護衛しましょう!! ――― 先日みたいに何が起こるかわかりませんから!! 」
―――――― 案の定だった。
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