「 白夜の妹 」
「 失礼 ――― 彼女の名は "
「 え…? ええ、そうです…けど…… 」
彼女に話しかけて来たのは、朱色の布を
この騒動の中で "
直感的に、
大勢の人々が
「 ―――
「 君か…――― 一部始終を見ていましたが、先程はお見事でしたね。
確か、
「 はい ―――
「 そう、
「
自分が目を離した隙に、
「
「 ありがとう…! ――― あなた、手は大丈夫なの!? 」
「 うん、軽い火傷だから。」と、
「 君が引き抜いたあの矢は何だったのだろうね? 」
「 分かりません…――― でも、彼女を狙って放たれた矢ではないかと。 」
「 ……彼女は何者なのですか? 」
「 彼女は…―――――― 」
―――
最初は『 記憶を失っている
『 拾った女の子 』 にしようかとも思ったが、詳細を聞かれたら説明するのが面倒臭い。
本音を言えば、早く
「 自分の " 妹 " …――― のようなものです。」
「 " 妹 " …――― ? 」
「 本当の妹と言う訳では無いのですが…… 」
「 …………。 」
一方、
「 申し訳ありません!
「 いや、君も含めて 怪我をした者達は
――― どうせ、この雨では行進は続けられない。
後の事は気にしなくて良いから ゆっくり静養すると良い。
勿論、そちらの
後程、君のお父上の診療所に使いの者を送るから、今後の詳しい事は
「 承知致しました!お心遣いありがとうございます。 」
「 では、
そう告げると、
「 今の
「 うん、そう。 ――― あれ?教えたっけ?
「 あの
どうして、すぐに
「 ……! 」
確かに、側近でありながら こんな所で 立ち話してる場合では無い。
「 犯人探しもされないのね……。
「 え? ――― 犯人は捕まってないの!? 」
「 そうよ!? ――― 一体、何なのよ? あの弓矢……
不気味な矢への恐怖と、
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