第14話クレア卿の城
俺はそれらの情報を聞き、頭を整理する
しかしそれらよりどうしても聞きたい事があった
「すみま...なぁ、ひとつ聞いていいか?」
「はい?なんでしょう」
「俺は昨日まで何をしてたんだ?記憶が曖昧なんだが...」
「それは...今はお伝えできません。
時期を見てお伝え致します」
俺がした事は一体何なんだ?
「分かった。それまで待つよ。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「着きました。ここがクレア卿のお城です。」
・・・すごいな
予想した大きさの2倍はあるぞ
こんなの入ったらすぐに迷子になりそうだ
「入りましょう」
俺たちは巨大なお城へと入っていく
トントン
「はいどなたでしょう」
「王都から参りました者でございます
シュン様をお連れ致しました」
「お話は聞いております。お入りください」
城の内部へと入るとそこは迷路のようだった
「すごいな...部屋幾つあるんだよ」
「100程だったと記憶しております」
この城のメイドと思われる人が答える
「申し遅れました この屋敷の筆頭執事をしております メイドのキャサリンと申します
以後お見知りおきを」
そう答えるこのメイドは恐らく50歳ぐらいだろう
...クレア卿も50歳ぐらいだったりして
嫌な想像をしている内に話は変わった進んでいく
「クレア様がお戻りになられるまで部屋でお待ちください」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こうして俺達は案内された部屋へと向かう
さて...これからどうなるのだろう?
「俺はこれからどうなるんだ?」
「私には判断しかねますが、男爵となられたのですから、そのための勉強をするべきと存じます」
「具体的に何をすればいいんだ?」
男爵の仕事がわからない以上何をすればいいかもわからない
「まずは、文字を勉強致しましょう
次に魔術と剣術の訓練を行います」
トントン
「はい」
「失礼します、お館様が戻られたのでご案内致します」
お館様つまりクレア様が戻ってきたんだろう
...にしても早いな
俺達が馬車で4日間かけてけたのにあの人は
本当に1日足らずで来れるのか...
ティーナさんが俺に小声で話しかけてくる
「シュン様、目上の人に自分から話しか
けるのは無礼になるのでご注意下さい」
「そうなのか....分かった気を付けるよ」
そして俺達は少し開けた部屋へと入っていく
「シュン様をお連れ致しました」
「うん...ありがとう...」
そこには4日前に見たクレア様が座っていた
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