第4話魔女狩り

「あの、さっき言ってた魔女狩りって一体何なんですか?」


オッサンの言っていた『魔女狩り』というのがとても気になる...


「魔女狩り?その名の通り魔女を駆逐するのさ。そこはお前の方が詳しいはずだろう。」


「いや、なんでそうなるんですか」


俺が魔女なんて知っている分けないだろ!

駆逐って殺すっていうことだよな...

適当に理由つけて断ろう...


「?お前ロイ様がつれてきたスペシャリストだろ?」


...え?ロイ様?ロイ様ってあの老人だよな?


ということまだ俺捕まったままなのか?そして俺は自分の首に首輪がついていることに気が付く。...逃げなければいけない。

「すいません俺、そういうんじゃないんで帰らせていt」


「魔物だ!逃げろ!!」

「魔物が来たぞ!全員避難!」

「逃げろー!」

「くそっ!なんでこんなところにっ!」


なんだ何が起きた!?俺達の集団の前を見るとそこには禍禍しいオーラを放って走ってくるオオカミがいた。


ナンダアレハ!?


よく見るとオオカミにしてはデカすぎる。人間の3倍以上のサイズはあるように見える。そしてオオカミにはあるはずのない角が生えていた...


「おい、お前、 逃げるぞ『角あり』はヤバイ!!」

「ま、待ってください『角あり』ってな

んですか!?」

「魔法を使うタイプの魔物だ。逃げろ!!」


オオカミは逃げ惑う兵士たちを無視してまっすぐこちらを目指して走ってくる


「逃げろ!早く!」

「に、逃げなきゃ...」


くそっ!足が震えて動けない!

オオカミがもう目の前まで来ていた...


喰われる


とその時、首輪から異常なまでの不快感が押し流されてきて人格が切り替わるような錯覚を抱いた。


...コロサナケレバ

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