第3話異世界転移!

「ここは何処だ?」

気がつくと俺は知らない平野にいた。

変な首輪を着けられてから急な眠気に襲われた俺はすぐに寝てしまったのだろう。

下を見下ろすととそこにはまるでこれから戦争でも始まるかのような大軍の兵士が行進をしていた。


ん?


「ぎゃぁぁぁぁぁ」

俺は大きな鳥に鷲掴みされながら空を飛んでいた。

そしてまた意識を手放したのだった...。


「おい、起きろ」

カンカンカンカン!

金属の冷たい音で意識を取り戻す。

目の前には重々しい装備をしたオッサンがたっていた。

「お前には、魔女狩りを行ってもらう」

は?魔女狩り?なにを言ってるんだコイツ

「お、俺にはできません。俺はただの学生ですよ?」

「学生?貴族でもないお前がそんなわけないだろう」

え?貴族?ナニソレここ日本じゃないの?

「あの...ここはどこですか?」

「ここか?ここはドラグニカ王国のなかだ。我々、ステレシタ聖王国はついに忌まわしき魔女どもを駆逐することとなったのだ!」


ハイ?ドラグニカ王国?ステレシタ聖王国?

そんな国あったっけ?アフリカ大陸辺りなのか?

「此処って何大陸ですか?」

「は?お前頭おかしいのか?ここは東大陸に決まっているだろう」


東大陸?ここは本当に一体どこなんだ?そういえば...俺死ななかったっけ?なんで生きてるんだ!?

「俺生きてる!?」

バシッ!!

頭を叩かれた...

「止めてくれ、気味が悪い...」

そうだとりあえずは生き延びることだけを考えよう。


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