第四章

第四章

駅のホームの蕎麦屋。一人でそばを食べている優。そこへ電車がやってくる。ドアの前に駅員が二人待機している。電車のドアが開く。

声「どうもありがとうございました。」

声「また乗せてね。」

と、二人の人物が電車を降りてくる。

声「あれ、優さんじゃないか?」

優が振り向くと、杉三と蘭がいる。

蘭「こんにちは。」

優「ああ、どうもです。まさか駅で会うとは思いませんでした。」

杉三「一体何を食べてるの?」

優「かけそばですよ。」

杉三「せめて、てんぷらそばとか。」

優「いえいえ、そんな贅沢はできませんよ。」

蘭「本当に吝嗇家なんですね。」

杉三「何かあった?その顔は。」

優「いえ、僕はいつでもこの顔です。」

杉三「いや、そうじゃないよ。特に落ち込んでいる顔だよ。」

優「落ち込んではいませんよ、杉三さん。まあ、そう見えるだけでしょう。」

杉三「杉ちゃんでいいってば。それは明らかにわけありの顔だ。」

蘭「こんなところではいやでしょうから、カフェで話しませんか?ここでは、他のお客さんにも悪いですし。ちょうどね、個室のあるカフェがこの近くにあるんですよ。杉ちゃんだけではなく、僕にもわかりますよ。ひどく落ちこんでいらっしゃるんだなって。それなら、話してしまうのが一番じゃないですか。僕らは、決して誰かにばらしたりはしませんから。隠さずに話してください。」

優「わかりました。お言葉に甘えます。確かに、その通りなので、、、。」

杉三「よし、分かった。じゃあ、そうしよう。」

杉三は改札のほうへ向かっていく。優は、蕎麦屋にお金を払って、二人の後をついていく。


カフェ。珍しく三味線の音が流れている。三人は、個室に通される。

ウエイトレス「ご注文は?」

杉三「えーと、磯部と、安倍川と、あと彼にあんころもち。」

優「いいですよ、杉三さん、あんころもちなんて。」

杉三「いや、口直しが必要でしょ。」

蘭「杉ちゃんは誰かに何か食べさせるのが大好きですから、食べてやってください。」

優「そ、そうですか。じゃあ、いただきます。」

ウエイトレス「わかりました。少々お待ちください。」

と、個室を出ていく。

蘭「で、何があったんです?」

優「杉三さんたちには申し訳ないのですが、僕は製鉄所にいるべきではないと思って。」

蘭「それは、寮生さんたちの意思ですか?」

優「いいえ違います。親御さんたちのお願いです。」

杉三「親御さんたち?それが何かしてくるんですか?」

優「ええ、うちの子を、どうしてもかわたとか、えったぼしと呼ばれている人と一緒にしないでくれと、訴えてくる親御さんが多いんですよね。」

蘭「そうなんですか、、、。部落問題というものは、僕たちが考えるより深刻なんですね。もう、江戸時代はとっくに終わったのに、そうやってまだ差別が残っているとは。」

優「日本にいるかぎり、避けては通れない問題ですよ。」

蘭「本当ですね。」

杉三「外国に逃げれば、もう少し成功するかもしれないのにな。」

蘭「それはどうかな。外国にも、そうやって差別をされる民族はいっぱいいますからね。ヨーロッパに行けば、ジプシーとかそうでしょ。中国でも、トゥチャ族のように、やむを得ず漢族の名を名乗らないと、差別をされてしまう種族もいますからね。」

杉三「でも、アメリカに行けば、成功するかもよ。」

優「いやいや、無理ですよ。アメリカとかヨーロッパでは白人が優位になりますからね。アメリカでも、インディアンとかは、差別される対象になるし。僕らだって、それと似たようなものですからね。」

杉三「僕からしてみれば、差別されようがしようが、同じ人間だと思うけどね。おんなじ人間の形をしていれば、みんな同じだと思うけど。」

蘭「杉ちゃんは、そういう風に考えられるけど、そうできるのは杉ちゃんだけだと思うよ。みんな利益になることしか求めないでしょ。商売なんかその典型じゃん。だから、優さんの言っていることもある意味仕方ないよね。」

杉三「でも、みんな、着るものはあるし、ご飯は食べるし、住むところもあるよ。多少形が違ってもみんな同じことするでしょうが。なんである人は馬鹿にされて、ある人は大金持ちでなければいけないんだ?それっておかしいと思うけどな。それよりも、みんな当たり前のことができるのが一番なんじゃないのかな?」

蘭「杉ちゃんは、読み書きできないからわかんないんだよ。かえってわからないほうがいいのかもしれない。不思議なものかもしれないけど、人間の社会には、宿命的にこういう風に扱われる人もいるんだよね。誰か犠牲者がいないとね、人間ってやっていけないんだよ。」

杉三「じゃあ、人間社会にも、ごみみたいに捨てられて平気でいられる人がいるの?そんなの、絶対おかしいよ!なんで、僕らは幸せなのに優さんが不幸な生活をしなきゃいけないんだ!それ、ぜったいどっか間違ってる!僕は絶対に認めないから!」

蘭「青柳教授は何も言っていないのですか?」

優「ええ、好きにしてよいと。」

蘭「ああ、なるほどね。そうなれば、相当言われてるのね。」

優「ええ。やっぱり、革は特有のにおいもありますしね。汚いと、親御さんたちから言われても仕方ないことです。」

杉三「でもさ、ハラコはどうなの?僕らにハラコのカバンくれたじゃん。あれ、めちゃくちゃ高級なんだってね。それを作れるって、相当技術はあると思うけどね。」

優「いえいえ、ハラコを扱うのは、昔はえったぼしの専業だったんですよ。足を折ったとかして、使えなくなった牝牛を屠殺して、その腹の中にある胎児の革がハラコなんですから。それを解体して革を取るのに、ものすごく臭いにおいがするから、僕らは交通の便の悪い場所に住まわされて、臭いとか、汚いとか、けがれるとか、ほめられる代わりにそういわれてくるのが当たり前だったんです。」

杉三「おかしい、それ絶対おかしい!あのハラコのカバンは本当に素敵だったのにさ、なんで、それを作った人がそうやって馬鹿にされなきゃいけないんだ!」

蘭「杉ちゃん、それなら、法律を変えるしかないよ!そんなこと杉ちゃんにできるわけないでしょうが!」

杉三「おかしいよ!おかしいよ!おかしいよ!なんで誰もかわいそうだと思わないんだろう!」

優「泣かないでください。こんなろくでなしの男をかばってくれただけで、うれしいですから。こんな誉め言葉をもらったのは、おそらく、生まれて初めてです。それだけでも、僕は本当に満足です。」

蘭「これからどうするんです?」

優「とりあえず、製鉄所は退職して、故郷へ帰ろうかと。」

蘭「ご実家はどこですか?」

優「朝霧高原です。ただ、引っ越しの費用もないので、すぐにはできませんが、もう、帰ろうかと思います。ありがとうございました。」

と、二人に向かって最敬礼をする。

杉三「何にも役に立てないのは僕らのほうだったんだね。なんか、人助けって、誰が得してだれが損するか、本当に変にできているな。」

蘭「まあ、こういう不条理のほうが、多いんだよ、世の中は。」


一方

富士宮東高校。

りま「こら、授業を聴きなさい!」

と、机をたたく。生徒たちは、高校生とはとても思えない服装をしている。寝ているもの、スマートフォンをいじるもの、中には、教科書すら、開いていないものもいる。

りま「ほら、小久保さん!」

と、ある生徒の机をたたく。その小久保と呼ばれた女子生徒は、髪は派手な金髪に染まっており、スカートは尻が見えそうなほど短い。

小久保「なんだよ。」

りま「なんだよじゃないでしょ。授業を聴きなさいといっているの!」

小久保「うるせえな!」

りま「うるせえなじゃなくて、授業を聴きなさい!学生なんだから!」

小久保「だってさ、私たち、底辺の高校でしょ、どうせ、いい大学なんて行けるわけないでしょ。それなら勉強したって無駄だと思うけど!」

りま「それを克服するために勉強するんじゃないの!」

小久保「それは金持ちだけの特権のようなもの!うちみたいな人は、どうしたっていけないの!バイトだって禁止してるんなら、他に収入減がないもん!」

りま「でも、高校を出ておかないと社会に出て大変なことになるのよ!」

小久保「そんなものいらないわよ。もし、勉強したくないのなら死ねというのなら、喜んでそうさせてもらうわ!どうせ、私なんて、なんの役にも立たないんだから!」

と同時に授業を終了するチャイムが鳴る。

生徒たちは、りまの言葉も聞かずに、どんどん帰って行ってしまう。


職員室。学年主任のかなり高齢な教師が、りまに声をかける。

学年主任「高安先生。」

りま「は、はい、なんでしょう。」

学年主任「あの小久保順恵という生徒は、退学にしないといけませんな。」

りま「た、退学?」

学年主任「そうです。この高校の、名誉もつぶしかねません。彼女をこのままこの高校にいさせたら、この高校の良さまで誤解されますからね。」

りま「待ってください。小久保さんだって、それなりに事情があるんです。それを聞いてあげないことには、彼女は解決に向かわないと思います。」

学年主任「そういって甘やかすからいけないのですよ。小久保は、授業も聞かないし、何かあったらすぐにものにあたるし、勉強をしろとこちらが言えば、学校の悪口を切り出す。こんな生徒を持っても仕方ない。何かきっかけを作って、彼女を退学させるようにしてください。」

りま「でも、彼女だって、本当は勉強したいのではないでしょうか。」

学年主任「そんなことを言うからいけないのです。いつまでも、待ってるなんて悠長なことを言っているからかえって学校が悪くなるんだ。それではいけないから、何とかして彼女を退学させてくださいね。」

と、りまの肩をたたく。と、言うことは次の文句はもう決まっている。そのあと、職員会議も行われたが、全く耳に入らず、りまは呆然としていた。

帰り道。雨が降っていた。今朝は晴れていたから、傘をもってきていなかった。仕方なく、濡れて帰ることにして、彼女は車に乗り込んだ。そして、なぜかいつもなら残っている仕事を片付けるためにまっすぐ帰るはずなのだが、それをせず、別の方向に行ってしまった。

バラック街。優が裸電球の下、革のカバンを作っていた。

声「この家、呼び鈴もないのかあ。」

優は、慌てて立ち上がり、バラックの戸を開ける。と外でびしょ濡れになって、りまがいた。

優「ど、どうしてこんなところに?」

りま「来ちゃった。」

優「びしょ濡れじゃないですか。拭かないと風邪をひきますよ。今タオル持ってきますから。」

りま「へえ、タオルは持っているんですか。何もないと言ってたのに、それだけはあるんですね。」

優「一体、何があったんです?」

りま「まあ、あなたから見たら、贅沢な悩みかもしれないけどさ。」

優「とにかく中に入ってください。こんな雨の中ですし。」

りま「お邪魔します。」

と、バラックの中に入る。

りま「また茶湯?」

優「はい、それしかないので、、、。」

と、りまの前に湯呑を置く。隣にぼろぼろの顔拭きタオルを丁寧に置く。

りま「なんか、鑑定団にでも出せそうなタオル。」

優「ええ。だって、ごあいさつでやってきた企業からもらったものしかもってないですから。バスタオルすらないので。」

りま「まあ、この会社はとっくに倒産した会社よ。記念碑みたいなものだわ。」

と、言いながらも、顔や髪などを拭く。

優「どうしたのですか?二度とこないだろうなと思っていたのに。」

りま「まあ、私もね、教師なんかやってるけど、なんのために教師をしているのか、分からなくなっちゃったのよ。ごめんなさいね、あなたには贅沢に見えるわよね。今日の米代に困っているようなひとは、自分がなぜ生きてるかわからないんて思わないわよね。それどころじゃないからね。」

優「そうですか、、、。まあ、贅沢とは思いませんよ。悩んでることは悩んでることであって、すごい金持ちでも悩むことはあると思いますし。それは同じ人間だから、しかたないんじゃないですか。」

りま「まあね。あなたって優しいのね。同じ人間って言ってくれて。私、テレビで原住民の映画を見たことがあったのよ。それで、原住民の人たちが、白人を文明人として馬鹿にしているシーンがあったの。あなたもそういう気持ちなのかなって思ったわ。サラ・バートマンって女性の話だったけど、彼女が、白人に騙されて見世物にされるのと同じような境遇だったのかなって、私、考え直した。彼女が白人を憎みつづけたように、あなたは、私の事を憎んでる。そうでしょう?」

優「そんなこと、思ったことは一度もありません。それよりも、僕はいっぱいのかけそばを食べるだけでもごちそうと思ってしまうくらいなんですから。そんな、憎むなんてことは一切しませんよ。」

りま「本当に、謙虚なひと。今時珍しい。なんか、ずっと一緒にいられたらって思っちゃう。」

優「僕は、もうここにいても仕方ないので、故郷へ帰ろうかと思っているのです。まあ、貯金すらないので、引っ越し屋さんを頼むにはまだ時間がかかりますが。」

りま「帰るの?」

優「はい。まあ、肉親はもういませんけど、そっちにいたほうが、楽なのかなって思って。」

りま「帰って、誰かと一緒に暮らすの?」

優「いませんよ。そんなひと。ある意味、えったぼしは近親交配のようなところもあったから、寿命は短いし、一生一人でいるほうが無難なところもあるんですよね。」

りま「ねえ、お願いがあるの。私を手伝って。」

優「な、なにをですか?」

りま「あなた、主にどこでカバンを作ってるの?」

優「ここ、ですけど?あとはたまに製鉄所で。」

りま「わかったわ。じゃあ、明日、ある生徒を連れてくるから、あなたはここでカバンを縫って。よろしく。」

優「でも、僕は何の役にもたちませんよ。」

りま「役に立たないわけじゃないわ。その生徒にはあなたはすごくいい刺激になるはずなの!だからお願い。」

優「わかりました。じゃあそうします。」

りま「お願いね。私、準備があるから、ひとまず帰るわ。」

優「まだ、雨降ってますよ。」

りま「いいえ、もう、決まったらすぐ決行よ。すぐに作戦を立てなくちゃ。あなたが、手伝ってくれるのなら本当によかった。じゃあ、私、あしたその生徒を連れてくる。よし、これで私も教師として、本領発揮よ!それじゃあ、ご協力ありがとう!」

と、バラックの戸を乱暴に開けて雨の中へ出て行ってしまう。優はそれを不安そうな顔をしてみる。


翌日。

その日は全校集会の行われる日だった。といっても、集会とは名ばかりで、単なる洗脳のための儀式だった。おかしな声質の太った塾講師が、国公立大学へ行った場合のみ起こるバラ色の人生を語って聞かせ、私立大学へ行った場合の地獄の人生を怒鳴って聞かせる。それを信じ込むように聞く生徒もいれば、無視して眠っている生徒もいる。

講師「いいか!よく聞け!国公立大学へ行ったものは、必ず幸せが用意されている。それはお前たちばかりではなく、親御さんも同じことだ!そして未来に生まれてくる子孫も、同じ幸せをかみしめていられるのだぞ!それを考えたら、もう、国公立大学を選ぶしかないじゃないか!」

と、一人すすり泣きをしている生徒がいた。学年主任が、ちっと舌を鳴らす。

学年主任「こら、小久保!小久保順恵!聞いてるのか!」

それでも順恵は泣くのをやめない。

学年主任「そうか、お前は、泣くことで講師の先生のお話を妨害するのか!それならば、」

と、体育器具室から物差しを出してくる。

学年主任「こっちへ来い!」

と、順恵の襟首をつかみ、列から引っ張り出して、

学年主任「いいか!俺たちに逆らうとこうなるのだ、よく見ろ!」

と、物差しを思いっきり振り上げ、順恵の頭を思いっきりひっぱたく。

りま「やめてください先生!いくらなんでもやりすぎです!」

学年主任「うるさい!お前もいつから負け犬になったんだ!女は、へんなところに干渉してくるから困るんだ。」

今度はりまに物差しが飛ぶ。

りま「私をたたいてください!彼女をたたくのはやめてください、先生!」

学年主任「そうか、じゃあ、たたいてやるよ!」

と、りまの背を思いっきり物差しでひっぱたく。続いて順恵の背をひっぱたく。ほかの教師たちは、何も反応しない。生徒たちの顔は真っ青になっている。

りま「けっして謝っちゃだめよ。じゃないと本当に負けるから。」

学年主任「これでもか!」

りま「学校は、新興宗教とは違います!生徒をマインドコントロールするのはやめてください!」

学年主任「うるさい!」

また物差しが飛んでくる。

と、授業終了を知らせるチャイムが鳴る。

教師「先生、もう、おしまいにしないと、講師の先生もおかえりになる時間ですよ!」

学年主任「そうか。もうそんな時間か。」

と、物差しを放り投げて、

学年主任「すぐに教室に戻れ!」

と、生徒たちに怒鳴りつける。生徒たちは、氷のような表情で、教室に戻っていく。

教師「先生、授業がありますよ。」

学年主任「お前たち、後で覚えてろ。この物差しの始末はお前らでしておけ。」

と、吐き捨てるように言って、講堂を後にする。

順恵「先生、ありがとう。」

りま「さあ、一緒に逃げるの。立てる?痛いかもしれないけど、もうこの学校には来るべきじゃないわ。今から私と一緒に逃げよう。早くしないと、休み時間は十分しかないのよ。」

順恵は恐る恐る立ち上がる。りまはすかさず、彼女の右手をつかんで走り出す。二人は教科書も靴も何も持たず、全速力で走って、りまの車に乗る。りまは、カーチェイスでもしているかのようなスピードで車を走らせ、学校を脱出することに成功する。

順恵「どこへ行くんですか?先生。」

りま「あなたに、ぜひ、合わせてあげたい人がいるの。とても優しくて親切で、毎日を一生懸命生きているのよ。きっと、学年主任にも、あの太った男にも、絶対わからない世界に住んでいる人。」

順恵「絶対わからない、ですか?重い病気の人とか?」

りま「そんな、きれいごとを口にする人じゃないわ。倫理でも、説教でも、宗教でもないの。」

順恵「わかりました、、、。」

りま「とにかくもう、学校へは行かないでいいからね。」

順恵「先生、、、。」

りま「マインドコントロールされる前に、逃げるのが勝ちよ。」

さらに車は加速する。














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