ビー玉星人の言葉
どこまで
伝えられるのかなって
いつも不安になる
この言葉が
どこまで届くのかなって
いつも怖くなる
真心を尽くせば
気持ちが伝わるとか
そんな教科書じみたことを
信じられなくなるくらいには
僕は大人になったのに
心のどこかで
ムチャなことを
ひたすら願っている
まるで子どもみたいに
だから
いつも不安で怖くって
何も言えなくて
そんなに裏切られるのが怖いなら
何にもしなきゃいいのに
今日もこうして
誰に届くともわからない
僕の言葉をここに刻んでいる
こんな不条理な矛盾
あなたが
もういいや
どうあがいても
僕は僕以外にはなれないんだから
そんなムチャは来世まで取っておいて
僕はまた
子どものように
ビー玉みたいなあの空に
願っていよう
いま、僕が刻んだ
この
この言葉が
誰かに届きますようにって
あなたに届きますようにって
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