番外 IF. 人魔転生
番外 IF. 人魔転生
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俺はレプカ、元討魔者だ。
‘ 武族 ’の由緒ある家に生れた俺だが、‘ 神霊力 ’を持って生れたのが運の尽きで、索敵中に遭遇したトラックに衝突されて、死んでしまった。
指揮者に媚を売って安全な仕事を貰ってるせいで、爺になっても討魔者をやってるという噂を信じて、探索地域を変えさせたのが裏目に出たのだ。
どうやら、運だけで長生きしてるという噂のほうが正しかったらしい。
爺の代わりに死ぬなんて不運だと嘆いていたら、棄てる神あれば援ける神もありというやつで、俺は日本という国に生まれ変わる事ができた。
転生の呪いなんて信じてなかったが、俺の運は尽きていなかったらしい。
ここは、‘ 魔 ’がいないイイとこだと思ってたんだけど、‘
転生初日、死にかけていた俺を攻撃してきた‘
この世界のやつらは、元は猿だったそうなので、邪魔になれば纏めて始末してもいいし簡単な仕事だ。
神も見捨てた世界みたいだが、食い物もウマイし、科学というやつのおかげで、遊ぶ場所もタップリあるんで、俺は気に入ってる。
昨日も‘
◆
それから何年かして、千人も狩った頃、俺は気づいた。
別に‘ 魔 ’はいないんだから、仕事として‘
この世界で好きに生きるのには金がいるから、‘
小学生とかやってられるか。
身寄りのないヤクザでも殺して、そいつに《幻影》スキルででも化ければいい。
‘
●
生えてきたスキルは《幻影》《吸生》《吸魔》《不死化》《変身》《身体強化》などだ。
せっかく、新しい門出を迎えたのだから、今までのしがらみを消すために、教室で《吸生》と《吸魔》を使ってガキどもを喰い散らかして、精霊術で爆破した。
あー、
なぜ、俺はくだらない繋がりをさっさと捨てなかったんだ。
俺は自由になった。 サイコーの気分だ。
●◆
テレビで綺麗事をくっちゃべるやつらがいたので、殺しまくったら、政府が俺を狩ろうとしたので、国会でクズどもを排除した。
殺そうとするなら殺す覚悟がなきゃあダメだと、中継に来たマスコミを殺して、テレビで人間どもに教えてやった。
殺せば殺すほど俺は強大になる。
銃とかを撃つやつもいたが、当たっても痛くもないし、傷にもならない。
避けるのも簡単だが面倒くさいから。
直進して殺した。
《吸生》と《吸魔》が《範囲吸生》と《範囲吸魔》に変り、《瘴気結界》と《身体自動修復》が生えた。
●●
日本のトップを一掃したら、米軍が出てきたので、《変身》で米兵に化けてアメリカに入って、議会に乗り込み議院を殺して回ったら、‘
《不死化付与》《不死者奴隷化》のスキルが生えた。
何とか委員会の使いとかいうのがやってきて、世界バランスがどうこうというので、それなら先進国のトップどもを皆殺しにすればいいと言ってやったら、ムダだなどというので《不死化付与》《不死者奴隷化》で奴隷化して、世界秩序とやらを壊してやる事にした。
これは俺の自由を奪ってきた奴等への復讐だ。
自分達に都合のいい秩序とやらで俺を縛るなんて許されない大罪だ。
餌でしかないくせに、たかが人間ごときが、俺に指図するなどは許せない。
●●●
核兵器とかで俺を滅ぼせると思ったらしいバカが、自国の街ごと俺を吹き飛ばそうとした。
バカがいる街に乗り込み《範囲吸生》と《範囲吸魔》で都市ごと殺しつくしたら、‘ 深位人魔 ’へと俺は進化した。
‘
この星の‘ 魔 ’を食い尽くせば、神をも滅ぼせるだろう。
俺は神を超えた存在になる。
既に半径数千キロに及ぶ《範囲吸生》と《範囲吸魔》を広げながら、俺は大陸を横断していくことにする。
さあ、人間ども今日は死ぬにはいい日だ。
俺の糧になれ。
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