にゃべ♪の日々詩集

大いなる龍の胎動

白き霧の中から産まれる

透明な言霊が発する

大いなる銀の龍の吐息

目覚める時が近付いている

光は大地に降り注ぎ

大地はそれに答え

わずかに震える

それは新たな誕生の予兆

しるしが表れるだろう

世界各地の聖地で

レイラインを結ぶ紅い光

巫女たちは静かに涙を流す

龍よ この地を産み出した龍よ

永き眠りから覚めようというのか

待ちに待ったその時が来たというのか

人々の多くはまだ新しい未来を見つけられずにいる

毎日少しずつ変わっていく

しかし気がつけば大きく変わっている

過去にしがみついて沈んでいくのか

新たな流れに乗り移るのか

もうあまり時間は残されてはいない

兆しはいつも気付かない所

解読できない預言書のように

常に心を自由にしていなければ

精妙な鐘の音には気付けない

どこかから来る胸騒ぎに気付いて

いつも自分の心に素直でいて

心の奥の自分は気付いてる

いつだってどうすればいいのかを

囚われているものを解き放って

あなた自身が奴隷で居る事に気付いて

あなたはあなたにだけ忠実であればいい

本当にしたい事はあなたの心が知っている

もうすぐ閉ざされていた扉が開くよ

大いなる龍が目を覚ます時が近付いたよ

それでもこれは良い知らせなんだ

隠されていた真実が明かされる時が来たんだ

霧はやがて晴れていく

世界は本来の姿を取り戻していく

これは最初から約束されていた事

さあ 僕らもあの眩い光の下へ