菜の花散歩

清々しい晴れた空

青空に心を飛ばして旅をする

透明な風がどこまでも案内をしてくれるから

僕はずっと迷いなく歩いて行ける


サラサラと透明な小川が流れます

小川のほとりのあぜ道をのんびりペースで歩きます

少し冷たい風が心地良くて

思い切り背伸びしては深呼吸


旅のお供にカメラを用意して

この素晴らしい景色を永遠にしよう

どこまでも果てしない空だから

何枚撮ってもきりがないね


目的地まであと少し

まるで次の季節が笑ってるみたいに

そこは暖かくてやわらかい場所

遠くの山々は白く尖っているけれど


さわさわと小川の導く先に

とっておきの風景がありました

有名な観光地ではないけれど

知る人ぞ知るステキな所


あたり一面の黄色い花が

ようこそいらっしゃいって

僕を暖かく出迎えてくれました

菜の花たちみんなお日様の真似してる


一面の黄色い海に

カメラを取り出しパシャパシャリ

青い空に薄い雲

眩しいお日様に冷たい風

やさしく微笑む菜の花たち

温度計より暖かい気持ちになるね


ゆっくり時間が過ぎていく

子犬たちがじゃれている

あぜ道に座って眺めてる

この風景にゆっくり溶けていくみたいで


まだまだ寒い日は続くけど

暖かい日は必ず来るよ

厳しい寒さを乗り切れば

暖かい春がやって来る


柔らかい日差しが弾んで

心地良さを胸いっぱいに吸い込んで

日頃の色々薄くなっていくよ

春の精霊たち 素晴らしい景色を有難う


体中に新鮮な何かが満ちてくる

言葉にならない想いが胸の奥で渦巻いている

また何か新しい事が出来そうな気がする

それは多分春の精霊たちからの透明なプレゼント

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る