目覚め

すうっと息を吸う

そんな音でさえ神聖に聞こえるよ

こんなまだ暗い夜に

全ての音が静まった時間に


きいんと小さく鐘の音

金属音が心の奥にまで突き刺さる

吐く息は白くそして

どこまでも透き通った闇空に


僕は待っている

清らかな光を

この世界全てを照らしてくれる

黄金色に輝く偉大な光を


毎日必ず訪れる朝

それがどれだけ素晴らしい事かを

人以外はちゃあんと分かってる

小鳥たちがもう騒ぎ始めてる


あんまり静かなものだから

遠くの潮騒の音もこの耳に届くよ

心地良いリズムが心音とシンクロしてる

地球の鼓動とひとつになる


ずっとずっと僕らを見守ってくれているんだね

この大地の生きとし生けるもの全て

冷たい風が頬をなでていく

もうすぐ新しい朝が始まる


何の変哲もない一日

どうって事のない平凡な一日が

闇夜を染めてやってくる

当たり前のようにやってくる


特別じゃないけれど

特別じゃないからこそ

何気ない一日がどれほど大切かって

朝日は教えてくれてるみたい


お日様も

お月様も

お星様も

みんなそこから見守っていてね

私たち間違いも犯すけれど

きっと正しい道を歩いて見せるから


この大地と一緒に歩いていくから

この大地にしっかり足をつけて

全ての恵みに感謝しながら

みんなと仲良く暮らしていくから

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