昼寝の代償

気がついたら暗かった

ちょっとの一眠りがこうなった

隣で猫が眠っているよ


今日は久しぶりに晴れたのに

今日風はとても穏やかだったのに

カーテンから漏れる日差しがとても優しかったのに


幸せな陽だまり

優しい何かに見守られるように

休みの日はまぶたが重くなる

布団が僕を呼んでいる


一日は一日の早さで過ぎていき

昼間のお日様はやがて空を焦がして沈んでく

その頃僕は夢の何番地で遊んでいたんだろう

暗闇の中で目を覚まし静かな闇に目をこらす


自分の出す音以外何も聞こえない

切り取られた空間で記憶を失う前を反芻する

どうやら一日が過ぎてしまった事を軽く後悔して

その次にTVの電源を入れるのが恒例さ


何の予定もない日曜日

本当は色々やりたい事のあった日曜日

本当に何をやっているんだろう

家から一歩も出ないだなんて


窓の外ではお星がキラリ

ピーナッツをひとかじりして

休日の夜のメニューをこなします

猫はまだ幸せそうに眠っています

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