現状レビューの★1~3の選択はあまり意味を成していない


 皆さんも恐らくは同じ感想を抱いているのではないかと存じます。


 では、何故そうなのか?というところを考えてみますね。


 まず、★1~3の選択において明確な基準がなく個人の匙加減であること、そして★1が+評価であって-評価ではないことが選択の意味を薄らげているのでしょう。


 例えば、これがgoodとbadであればかなりの意味を持ちます。面白かったか面白くなかったかという指標なので大いに解り易い。


 しかし、カクヨムにおいて★の扱い方をそういう意味合いにすることは無いと思われる、何故ならカクヨムは誹謗中傷において非常に敏感だと感じられるからだ。


 それを裏付ける事実として大半の方が★3しかつけていないという現状があります。


 まず、評価者が公開表示されていることから、★1や2をつけてしまうと変に思われるのではないか?と考えて躊躇する人が多いからだと思います。


 そして★3にしなかったのはどういう理由かと言及していくと、どうしても対象の作品への指摘が誹謗中傷に繋がってしまう恐れがあるからです。


 そして、それこそ星の数ほど作品が存在するWEB小説のなかでわざわざ★1や2と内定評価している作品を読み続けるよりは、★3をつけたくなるような作品を新たに探して読むことを読者は選ぶのではないだろうかと推測します。


 それらの点において、現状★の数の選択は意味が成していないと考えます。



 もし、現状での仕様において大きな意味を見出そうとするなら、例えばコンテスト作品の中間発表作品など、一定の範囲内の作品を全て評価するといった比較を用いたレビューイベントや公式レビューを行うなどの工夫が必要だと思います。


 そして、キチンと評価をつけておられる、又は誹謗中傷にならず、「~の点を考慮して★2にしました」のような評価ができる方を参考レビュアーとして公式ピックアップされたりすると、他の方もそれに感化され現状が少し改善できるかもしれません。


 その上カリスマレビュアーのように、この方のレビューで読みたい作品を効率よく見つけることが出来たといったような効果も得られることでしょう。

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