第4話:「ストーリーの書き方」(追記あり)
ツイッターに「ストーリーの書き方」というBotがあって、様々な書き方指南の本から1フレーズ程度の引用をツイートしている。
これが為になるので、皆さんにお勧めしたい。
たとえば昨夜から今朝にかけてはこんな内容だった。
「登場人物の気持ち」は言わなくていい、ずばり「事の成り行き」を書けばいいんだ。人物が何を考えてるかということを、作者が言わなくても読者はわかる、というように書かなくちゃだめだ。(レイ・ブラッドベリ)
書き手はプロローグが大好きです。第一章の前に別の章を入れたがる。これから始まる物語のために、少し情報を出しておかなくては、と考えます。ところが読み手側はプロローグでつまづいて読むのをやめてしまうことが非常に多いのです。
出典:「ストラクチャーから書く小説再入門」
とにかく一つでも二つでも、「そのキャラクターならでは」の、「その時ならでは」のセリフを書いてみてください。それだけでシナリオが見違えるようになるはずです。(浅田直亮)
「結末」が弱くておもしろくなければ、その小説の最初の五分の四がどんなにすばらしくても、読者は失敗作と見なすだろう。(ディーン・R. クーンツ)
できあがった作品に力があるかないかは、作家の内部に燃え上がった「どうしても作らずにはいられない」という最初の力の強さの度合いによる。(山田洋次)
他人に批評されて傷つくデリカシーと「でも自分には面白いものが書けるはずだ」という自信を同時に持たなければいけない。創作の敵は「ひとりよがり」と「人の意見を気にしすぎること」である。(斉藤ひろし)
三幕構成の定義を、より観客に焦点をしぼった解釈に拡大してみよう。脚本家としてのあなたの仕事は、「始まり、中盤、結末」を次のものに変えていくことである。「誘引、期待、満足」(ニール・D・ヒックス)
【ここよりその後のツイートを追記】
「ピュロスの勝利」とは、勝つための代償が大きすぎて、勝利が皮肉に感じられる状況を意味する。コメディはさておき、記憶に残る映画のほとんどは、ピュロスの勝利に終わっているのだ。(ハワード・スーバー)
登場人物たちが持つ情報量に差がなければ、情報の自然な交換は行われない。外部の人物をうまく設定していなかったり、外部と内部の人々が持つ情報量に差がなかったりすることが、「説明的な台詞」が頻発する原因となる。(平田オリザ)
初心の作家は、アイデアも問題も共感できるキャラクターもなしに書きはじめてしまうことが多い。その結果、物語の中の事件は小説中の問題を複雑化する方向には向かわず、単なる偶発的なもので終わってしまう。(ジェイムズ・ガン)
どうも我々の書くシナリオは、当初ファースト・シーンとして書いた部分をカットして、次のシーンから始めると面白い場合が多いものだ。ラスト・シーンの場合も、一つ前のシーンで終わりにすると、良いラストになる場合が多い。(柳沢類寿)
作文の秘訣を一言でいえば、「自分にしか書けないことを、だれにでもわかる文章で書く」ということだけなんですね。(井上ひさし)
*この回の「続き」もあります。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883409346/episodes/1177354054883636377
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