優しい傷跡はあなたの

擦りむいた傷をなぞる

思い出した君の記憶

残されてしまう悲しさは

あなたにはわからない


君の笑む顔が曇らない様に

あなたに任せて

孵さぬ気持ちは

逃げ場をなくして逝く


あなたもう目を覚まさぬ


絡んだ想いは膿へ

変わってしまったけれど

癒えない傷抱いて囁く

それでもあなたは幸せそうに笑って眠る


重ねた掌は震えて

離され行く手を握り返して

息詰まって泣いてる日まで

あなたを求めているよ

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