第2話 初交際
僕は家に帰ってきて、今日の事を振り返った。
「佐々木さんが僕に??」
僕はまだ信じられなかった。今まで人の事を好きになったこともなければ、告白されたこともない僕にとって戸惑いしかなかった。でも、僕は初めて告白されたことが素直にうれしかった。
-ピロン♪-
僕の携帯がなった。携帯をひらくと、佐々木さんからメールが来ていた。
「こんばんわ。今日はいきなりごめんなさい。付き合うことができてうれしいです。」
佐々木さんのメールは文面からも上品さが伝わってくるようだった。僕はメールを返すと、今週末にデートすることに決まった。次の日僕はウキウキしながら学校に行った。教室に入ると佐々木さんを探した。しかし佐々木さんは来ていなかった。欠席かなと思いモヤモヤしたまま一日を過ごした。学校が終わると佐々木さんにメールしてみた。
「今日は欠席だったけど、風邪?大丈夫?」
メールをするとすぐに返信があった。
「ごめんね。大丈夫だよ。」
僕は安心してその日は寝てしまった。次の日になると佐々木さんは学校には来ていたが、デートまで学校の中で話をすることはなかった。
「なかなか学校では話せないね。」
僕が学校でも話したいことを話すと、返信が返ってきた。
「ごめん。なかなかタイミングがあわないね。」
彼女がなんとなく避けているように感じた。しかし、僕は初めての彼女だったので気にすることなく、日が過ぎていった。そしてデートの日がやってきた。僕はデートなどしたことなかったので、緊張で寝れなかったし、服も前日からかなり悩んだ。それでも僕は初デートが楽しみで仕方なかった。僕はうきうきしながら、待ち合わせ場所に向かった。
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