終わりの真ん中で

世界が終わってくれるなら

それでまったくかまわない


僕も他人も消えたなら

比べるものがなくなって

哀しみさえもなくなって

すべてが大地に沈んでく


完璧な言い訳できあがり


この大地の自害では

片隅終わりの人生だ


体のどこかの傲慢が

そういう終わりを拒絶する


願って祈ってすがっても

世界は消えてくれぬなら


終わりの真ん中

中心で

もがき続ける幼さを

抱いて

荒野を歩こうか









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