第33話 生まれた時からわかってた
気が向いて、無料の姓名判断をしてみた。
私(結婚後)の名は「凶」がひとつあった。
旦那と子どもたちの名は「吉」「大吉」ばかりだ。
ちょっと、ちぇっ、て思った。
じゃあ旧姓ならどうだったんだろう。
旧姓でもやってみた。
私の名前は、やはり「凶」があり、全体的にも運がなかった。
なーんだ。ま、そうんなもんかもね。
名付けもかなり適当だったし(昔、母から聞いて肩を落としたことが…)。
じゃあ、姉はどうなんだろう。
ちょっといたずら心がうずいた。
姉の名は、親の願いがまぶしいくらいわかる名だけど
自分のように「凶」とか入っているのだろうか?
ちょっとしたいたずら心でやっただけに
姉の旧姓も、かなり良い「吉」ばかり並んだ状態は
わりとダメージが来た。
つくづく自分は
親に適当に扱われていたんだなあ。
産みたくなかったんだろうし、育てたくもなかったんだろう。
つくづく存在否定だもんなあ。
なんで私の周りは
親からしあわせを願われているのだろう。
幸運に恵まれる名なんだろう。
ちょっとうらやましいよ。いいねえ。
でも、考えを改めた。
それだけ幸運に恵まれている人たちに囲まれているなら
きっと自分も幸運な気持ちになれるもんだ。
それって、なかなかいいじゃないか!!
うん。
わたしは恵まれている。
わたしの人生のしあわせは、わたしが願おう。
PNの羽風和は、私が私に願いを込めて名付けました。幸せになろうね。
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