第4話 私/消えちゃおうかなって

ケンカ、いさかい、影口が耳に入ったり、

信じていたものが全て嘘とわかり、

自分の考えがバカだったり

相手の行動がひどかったり

そんな事が重なった。

人生、時にそういうことがあるようだ。



なによりも一番つらかったのは

自分の欠点を(自覚していなかった部分も含めて)

うっかりも意識的も含めて、目の当たりにしたこと。

激痛なんてもんじゃない。

ここにどんな欠点かは書かないけれど

欠点の対処法はなんとか見出せた。

あとは修正したり気をつけていけばいい。

なんとかいけそうだ。


そして、ひどく臆病になってしまった。

こわくて立ちすくんだ。

自分は世の中からいない方がいいんだ。

親からいつも言われていたじゃないか。

そらみろ、お前のせいだわかったかと言われてきたじゃないか。

どうしよう。

これからも自分のせいで誰かが傷ついたり苦しむだろう。

自殺はしたくない。

せめてネットから消えよう。

それでいい。そうしよう。


でも、ちょっと待って。自問自答。


たとえ自分のせいで誰かが傷ついたとしても

その時は謝ればいいんじゃないか。

自分の行動全て周りに気遣って

ギチギチに考えてたら、何もできやしない。


欠点を修正する方法もわかったんだし、

消えなくてもいいじゃない。

よし。

ネットから消えるのやめたっ。

前向いて、すこしずつでいいから進もうと思った。

ダメな自分でもいいじゃないか

前を向こうとしてるだけで充分イイヤツじゃないの。


さあ、行こ。

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