第5話共通点がなんか悲しいよな
彼女の名前はマミ(仮名)。
ほんとにひょんなことから付き合い始めた俺達にはある共通点があった。
『飽き性』
痛いほどによくわかるエピソードばかりあの頃は聞いていた。
俺も親戚から飽き性だね、と言われることが多かった。
「これ買ってよ」と親戚にせがみ、買ってもらった瞬間「もういらない」と言っていた保育園の時の自分をグーパンでしばきたい。
いやまてよ、今の話は飽き性というより「心変わりの早さ」がテーマだろう。
まあでもプレイしているゲームを瞬パで飽きる自分の存在には自覚していた。
書いている小説だって完成する前に飽きて、違う物語を書き始めるなんてしょっちゅう(ほんとドゥームコンプレックスがいい例である。いや、あれは別にまだ終わらせる気はないが)。
まあ自分の飽き性っぷりはそんなもんではなく、細かく書き出すとキリがない。
そんな飽き性の自分を《心の冷たい奴》と思っていた。
同じくマミも自分のことをそう思っていた(というより、今考えればこれけっこう色んな人に共感してもらえるんじゃね?共通点にあげるほど特別なこと?)。
彼女とは共感できることがほんとに多かった。子供のころからやってた超マニアックなゲームとか、なんか見てるアニメとか。ほとんどの奴に知らない、とか否定されることを彼女は共感してくれて、俺も本心から同じだなとそう思っていた・・・・・・時期があった。
俺が変わったのか、あっちが変わったのか。それとも本当は元から違うかったのか。
何というか彼女はあまりにも・・・・・・・・・。
いや。まだこの話はよそう。
今ここで言っても、きっとこれを読んでるあなたはたぶんまだ驚かない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます