【日記】WEB小説をあんまり読まない理由

 昔からずーっと、WEB小説というものをろくに読んでこずに生きてきました。

 いやよく思い返してみると、モバゲー小説時代はそれなりにランキング作品とか読んでましたわ(高速反転)。読んで、読むたびに「オゲーーーー」とか言ってたりしましたね。なんで読むんだ。

 そう。「なんで読むんだ」――これこそが私がろくにWEB小説を読まない根本なのです。たぶん。

 読んで気が滅入る(これは作品として読者の心情を揺さぶるという意味ではない)くらいなら、読まなきゃいいんですよ。

 いやよく思い返してみると、ツイッターとかで見てるとイラつくだけのものをわざわざ検索して見に行ったりしてましたわ(高速反転)。見て、見るたびに「オゲーーーー」とか言ってたりしましたね。なんで見るんだ。

 私が考えた替え歌の替え歌にこんなものがあります。


「見てるとイラつく だけのものなら 見ないほうがいい」


 チゲ&カルビを覚えている人間が果たしてどれだけいるのか。この話は一旦置いておくとして、WEB小説の話ですね。

 WEBに無料で転がってる作品より、書店で売られている本のほうが、面白いに決まっているのです。

 これはあくまでおおまかな話であって、私自身WEBで「こいつはすげえ!!!」と感動した作品に出会ったこともありますし、書店で買った本で「こいつはひでえ!!!」とげんなりしたこともあります。

 ただ、WEBで面白い作品を探す労力と、書店で面白い作品を見つける楽しみでは、比較するのも馬鹿らしいほどの雲泥の差があります。

 たまにカクヨムの自主企画などで「勉強したいので読ませてください」みたいな募集があったりしますが、それなら書店で適当に気になった本を買ったほうが手っ取り早いし確実だよ……と言ってあげたくなります。お金がないようなら青空文庫がありますし。バトル描写などのある青空文庫作品があるのかは知りませんが、別にバトル描写だけを読めばバトル描写が上手くなるわけでもないですし……創作論に移行しそうなので中断。


 そうしたわけで現在やっている一ヶ月で十冊読むノルマですが、今月も半分を超えてまだ4冊しか読めてないんですよね……。

 あんまりわかってもらえるかわからないんですが、「本を読むことを始める」行為ってかなりのエネルギーがいるんですよ。気軽にぺらっと読み始められた楽なんですが、ウオーーーー本を読む!!!!! って気張らないとなかなか本を開くことすらできないんです。たまになんかの拍子に1ページ目を開いたらぐんぐん読めた、なんてこともあったりするんですが、それはどちらかと言えばラッキーパンチのようなもので。

 ただ、その点では電子書籍は結構ハードルが低くて、アプリを開いたら割とすぐに読めたりします。ただしスマホは基本的に別のことをするために使っているので、なかなかアプリを開くまで行かないんですけどね! 同じじゃねえか!

 たまに話題になる、紙の本と電子書籍、どちらが集中して読めるか問題ですが、私は案外電子書籍のほうだったりします。なぜなら電子書籍のアプリを立ち上げている間は、スマホの画面に小説本文しか表示されないからです。紙の本読んでるとついついスマホを手にしたりしませんか?

 まあどっちにしろ、パソコンを見たら同じことなんですけどね!

 いつの間にか読書するにも小説書くにも、イヤホンで音楽を聴いていないと集中できない身体になってしまいました。そのためいつもSpotifyで延々4つくらいのプレイリストを回しています。そのうちの一つの長さが17時間を超えてまして(バカ)、そんなていたらくなので無料プラン(一ヶ月の再生時間は15時間まで!)は始めて半月も経たないうちに制限がかかり、プレミアムプランに金を払い続けています。

 こんだけアホみたいに聴いてるんだからもとは取れてるとは思いますが、集中しようと思うと自然に同じ曲ばかり再生してしまい、なかなか新しい曲やアーティストと出会うことがなくなっているんですよね。最近は意識していろいろと聴こうとはしています。

 サブスクの話になったので、本のサブスクの場合(Kindle Unlimitedとか)は同じようにアホみたいに読むのか? と言われると、たぶん読まないんじゃないかなー? というのが正直な感想です。音楽は放っておいても耳に入ってきてくれますが、小説はそういうわけにはいかないですからね。と書いてて気付いたんですが、動画見放題サービスに加入していても全然視聴していませんね、私。動画でこれですから、本になったら絶対にほとんど手をつけませんわこりゃ。

 動画、特に映画は本と同じように見るためにかなりの気合いがいるコンテンツです。ただ映画は基本的に視聴を開始すれば最後まで再生時間通りにたどり着けるので優しい。

 だが本! お前は自分でページをめくらなければ読み進められない! おまけにどこで中断するのも自由自在! 加えて中断したまま放っておいてもあんまり気にならない! おお本よ! お前を読むにはどうすればよい。

 はい。ではこれから本を読みます。それしか方策がないのですから。

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