　もう書くネタが尽きてるので、本当に補足の補足です。

Ｑ.エントリーシートってふりがな要る？

Ａ.はい。

　必要なのは「作品タイトル」、「ペンネーム」、「本名」の三つです。

　作品タイトルは全部ひらがな・カタカナの場合は指定されていない限り必要ありませんが、特殊な読みが入っている場合含め、漢字が入っている際は書くべきです。

　たとえばこの作品の場合――

タイトル　公募の常識非常識（こうぼのじょうしきノットじょうしき）

　とするといいでしょう。必要な箇所にだけルビを振るのもありですが、ＷＥＢ応募などのエントリーシートでルビを振れない場合は、タイトル全てをかなで表記しましょう。

　ペンネームと本名は、姓と名がそれぞれわかるように表記します。

　私の場合――

ペンネーム　久佐馬（くさば）野景（のかげ）

　となります。姓と名をわかりやすくするためにそれぞれに括弧でふりがなを書きましたが、ルビを振る場合は――

ペンネーム　久佐馬（くさば）　野景（のかげ）

　と、姓と名の間を開け、区別ができるようにしておきましょう。

　昨今はペンネームに姓と名がない単語系の人もいるようですが、その場合もふりがなは振っておきましょう。

　本名も上に同じです。

Ｑ.原稿本文にタイトル・ペンネームは書かないと駄目？

Ａ.駄目。

　原稿の書き方として、タイトル・ペンネームを一番最初に書くのは基本です。

　たとえば紙の原稿の場合、エントリーシートだけにしかペンネームとタイトルを書いていないと、原稿だけでは作品タイトルがわからない場合が起こり得るのです。また、これはあらすじにも同じことが言えます。あらすじにも「作品タイトル　あらすじ」と書いておきましょう。

　ただ、私の場合、原稿冒頭にタイトルとペンネームを書かずに送ってしまった際に一次選考を通ったこともあるので、書かなかったから絶対に落選するとまで思い詰めなくても大丈夫です。しかし！　その時はＷＥＢ応募でデータ原稿だったためにたまたまＯＫだったのだと思うので、一つでも不安材料を取り除きたいのであればきちんと書いておくことをおすすめします。選考する方たちの負担を減らす意味でも、このパターンは例外だということをきちんと理解しておいてください。