第11話 選挙戦8
選挙戦も、あと3日になりました
選挙コンサルタントの俊くんも、楽勝ですからって
違う候補者のところに応援に行ってしまいました
他の候補の方の街頭演説は聞いてる人より
スタッフの方が多いぐらい
素人のうちらが見てもわかります
俊くんのスケジュール通り、後半は日頃ポスターを張って応援してくれてる人や
知人、友人を回って票を固めます
ユリちゃん「ちょっと、ゆかちんに聞きたいんやけど、ゆかちんのお父さんって何してる人」
ゆかちん「公務員です」
ユリちゃん「え、じゃあお母さんは」
ゆかちん「公務員です、うちは看護学校出て看護師1年ぐらいやってた」
ユリちゃん「よかった、こいつだけまともや、カタギや、でもあほやからなあ
で、まーちゃんとあーちゃんの父親の仕事知ってるの?」
ゆかちん「JKの時に知ったけど、気にしてないよ、まーちゃんのパパはうちの大ファンやし
優しいよ、キャバや風俗はグレーやけど黒ちがうやろ、あーちゃんのパパも引退してるんやし
人は生まれによって尊からずっていうやろ」
ユリちゃん「え、まあそうですけど」(正論でやられた)
ゆかちん「2人共世間は厳しいって知ってるから、強いし優しいんやで」
まーちゃん「何をゴチャゴチャと、ユリちゃん、ゆかちん行くで」
ユリちゃんとゆかちんの3人で会社や病院を回ります・・・・
ゆかちん「次はバーバー岡田や、パンゲ元気かな」
ユリちゃん「なんやそれ」
ゆかちん「同級生の散髪屋さんで、バーバー岡田、両親とパンゲの3人でやってるんやで」
ユリちゃん「パンゲは何?日本語?」
ゆかちん「あだ名やで」
ユリちゃん「変なあだ名やなあ、お前らはくんとかさんっていないのか、で、由来は何」
ゆかちん「くんとかさんって中国人?」
ユリちゃん「そんなヤツおるか」
まーちゃん「中学のとき、パンツから毛がはみ出してたんでパンゲっていうけど、いいやつやで」
ユリちゃん「何もかもが想像を超える、おもろい、パンゲどんなヤツや気になるわあ」
バーバー岡田に到着、3人で「こんにちわ、お世話になっております」
昼なんで店はのんびり、お客さん2人と、パンゲのオヤジさんは、待ってるのか?
お客さんと将棋してる、昔ながらの散髪屋さんです
マスコミのお陰で、もう有名人扱いです
年配のお客さんが「ホンマにきれいな子ばっかりや、な、なんでこんな汚い所にくるんや?」
パンゲパパ「汚い所でわるかったなあ」
ゆかちん「岡田くんと同級生で、こちらにはずっとポスター貼らせてもらっています」
年配「おー、お前の同級生か、おねーちゃんたち、こいつにいじめられ無かったか」
ゆかちん「やさしいんで、いじめは無いけど、お尻触られたり、スカートめくられました」
パンゲパパ、年配3「なにー、お前この子たちになんちゅうことを・・・」ってパンゲに詰め寄る
まーちゃん「おっぱいもよく触られましたよ」
パンゲ「もーいうなよ、勘弁してくれや」
パンゲが年配の人に頭をたたかれる×4
ゆかちん「カラオケ行ったら、脱いでオラオラって」
パンゲパパ、ママ、年配3人にボコボコに・・・
ゆかちん「それでは、投票日にはよろしくお願いします」
パンゲパパ、年配3人がデレデレで「また来てください」
ユリちゃん「無茶苦茶な学校や、しかしパンゲはおもろいヤツや、オヤジさんお袋さんも
いい人やから、あーやって将棋しに来るんや、古き良き時代バーバー岡田か」
まーちゃん「ユリちゃん、中学や高校で触ったりとか無かった?」
ユリちゃん「そんなの無いよ、男女交際禁止やし、高校生がカラオケも考えられん」
ゆかちん「ユリちゃんって高校も男子校」
ユリちゃん「ちがうわ、もし仮に男子校なら、なんでうちが入れるんや、女子高ですかって
質問するならわかるけど、それに高校もって、日本語おかしいやろ、前もいったけど
東大は男女共学です」
ゆかちん「ほな、高校は女子高やったんや」
ユリちゃん「違うわ」
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