第5話ACT5「存在証明」


 戻ってくるなり案山子女が告げる。

「人造天使ゼルエル様から言伝です」

 レターパックに入った手紙を受け取りナインはゼルエルにアポイントメントを取った。

「報告したいことがあるので」

 そう言って自室へと戻る。笛吹き男はあの物語がほとぼりの冷めるまで剪定者の保護下に置かれる。拘留と何が違うのか、と問われそうな扱いだが目下この事態を知っているのは笛吹き男と自分、それにベルだけだ。後はテラーと呼ばれる存在共々慎重にならざるを得ない。

『人造天使様が、手紙? アナクロね』

 ベルの声にナインは手紙の封を開けた。文頭にはこう書かれている。「この手紙は読んだら燃やせ。そうでなくとも封を開けたら三分後には焼失するように仕掛けが施してある」と。

「〝君への手紙という形でこれを伝えよう。フェアリーートリップについて。剪定者ナインからは捜査権を剥奪する〟」

 読み上げたナインの声にベルが反応する。

『何で? あたしたちの事件じゃん』

「続きを読もう」

 ナインはその下の文章へと視線を走らせる。

「〝詳細は省かせてもらう。だがフェアリートリップについて君たちが過剰に捜査をしている感は否めない。それは剪定者における客観的なポジションを逸脱している。フェアリートリップを追っても君たちが幸福だとは限らない。剪定者であり続けたいのならば、この一件からは手を引くといい。君たちには次いで新たな指令を与えよう〟」

『暗に、関わるなってこと?』

 ナインは目線だけで頷き、その続きを促した。

「〝それまで剪定者ナインは待機。当然のことながら人造妖精ベルを使っての独断捜査は認めない。ここまでが決定である〟」

 その下には人造天使ゼルエルの署名がある。ナインは肺から息を吐き出した。

『何それ……。人造天使様はあたしたちを蹴ったってこと?』

 不服そうなベルの声にナインは応じる。

「みたいだな。だが不自然だ。我々はフェアリートリップについてさほど精通しているわけでもなければ、過分に知ったわけでもない」

『だって言うのに捜査禁止は』

「やり過ぎに見える」

 ベルの後を引き継いでナインが口にする。どうしてゼルエルはこの決定をした、と聞いてもまともな返事が返ってくるとは思えない。

「笛吹き男の世界。そこに渡ったのが致命的だったのか?」

 今は剪定者の保護下にある笛吹き男。彼に話を聞くしかないのだろうか。ナインは立ち上がった。手紙はちょうど燃え上がりくずかごに捨てる。

『捜査権限は』

「フェアリートリップについては一旦置いておこう。だが俺たちには新たなる目標ができた」

『テラー、だよね?』

 ナインは首肯し地下の拘留所に繋がる籠へと飛び乗った。

「どうしてテラーという輩は物語を改変しようとした。その結論が必ず、俺たちの疑問を氷解する結果になる」

 だが笛吹き男がテラーに関して知っているとは限らないのだ。むしろ彼は被害者。どこまでが彼の関知するところなのかをまずは知ることから始めなければならない。

 拘留所まで降りてくると剪定者の姿に何人かの警務官が敬礼した。

「ご苦労様です」

「笛吹き男と面会がしたい。できるか?」

 ナインは書類へと「9」をサインして面会許可を取り付ける。笛吹き男はすっかり憔悴した様子で椅子に座っていた。警務官の見守る中、ナインは話題を切り出す。

「燃やされたのは、やはりいい気分はしなかったか」

「当たり前だろう」

 当たり障りのない会話から入ってナインは笛吹き男の持ち物へと言及する。

「お前の持ち物であった笛はどうした?」

「封印措置だと。ぼくも一応は魔法使いの端くれ。だから封印措置には何の疑念もない。だが焼死体にされかけたのは疑念が残る」

 笛吹き男はやはり自分の行動が何故予見されたのか分からないようだ。ナインも笛吹き男に余計な情報を吹き込むべきか迷った。

「お前の役割について検めさせてもらう。ハーメルンの笛吹き男はネズミ駆除の依頼を受けて街のネズミを溺死させる」

「何回もやってきたことだ。ほとんどルーティンワークさ」

 肩を竦めてみせる笛吹き男にナインは続ける。

「その後、街から謝礼が支払われないことに腹を立て、子供たちを連れ去る。本来の物語はこの後、岩戸に閉じこもって子供たちとお前は一生出てこない、で話が終わるのだがそれではあまりにも救いがないとのことで物語世界に可能性が生まれた。それが子供たちを返した、という設定とそもそも子供たちをさらわなかった、という設定」

「可能性世界の枝葉を切るのが剪定者の役割だろう? だから現れたよ、剪定者が。赤毛の奴だったかな」

 ファイブだ。やはりファイブは一度ハーメルンの笛吹き男の世界に訪れている。

「だけれど、結局、無難な方向に落ち着いた感はある。子供たちを返して報酬を約束通りもらうという、無難な方向にね」

「何度、その線で話を進めた?」

 物語の世界の住人はその可能性が知られれば知られるほど、つまりメジャーになればなるほどに何回も繰り返すことになる。登場人物からすれば既に筋の分かっている話をやらされるわけだ。中核を担う人物は殊にそれが顕著で記憶の継続性が見られる場合がある。

「何度って……。数えたことはないが百回はいっているだろう。それだけメジャーになった、ということかな」

 笛吹き男の物語はハッピーエンドとして人々の間に流布している。だからもう可能性の枝葉は伸びないはずなのだが、どうして今回イレギュラーが起こったのか。それに関しては笛吹き男も自分も全く関知できなかった。

「イレギュラーの前後で何か変わったことは?」

「ぼくの周辺で? いいや、何も。子供たちもいつも通りで、大人たちもいつも通りに見えた。だからいつもと同じように笛吹き男としての命を全うすればいいのだと思った。だって言うのに、教会に連れて行かれてリンチされ、さらに十字架に磔刑なんて聞いていない」

 笛吹き男の目には憤慨というよりも戸惑いがあった。物語の中核人物が端役によって殺される。これは物語の構築上、あってはなならない可能性の一つだ。

「何か、手がかりはないだろうか? 恨みを買うこととかは」

「ないよ。あったら言っている。そもそもぼく自体が、この物語からほとんど出たことのない登場人物だ。他の物語に招待願ったこともないし」

 物語の登場人物によっては他の物語に招かれることもある。シンデレラ、あるいは白雪姫などが他の物語に招かれて別の物語を構築する場合だ。クロスオーバー、あるいはスターシステムとして黙認されているその事象は実のところ人造天使の采配が関係している。ゼルエルの管理下にあってなおかつ近しい物語同士だけが許される物語の超越行為。ただし、自分の物語に戻ってきた時に彼ら彼女らは他の物語に介入したことを覚えていない、という絶対条件が存在するが。

「笛吹き男が他の物語にお呼びがかかることはない、か」

「そもそもが特殊だからね。まぁ呼ばれたところでぼくの役割は決まっていて、だからこそ、意味がないとも言えるが」

 笛吹き男はナンセンスだと言わんばかりに首を振る。ナインはこの笛吹き男から聞き出そうと考えていたが人造妖精はゼルエルの耳でもあり目でもある。なのでフェアリートリップ関連は聞き出せない。

「テラー、という存在をお前は知っているか」

 自然とその話題になっていた。笛吹き男は怪訝そうにする。

「テラー? 何だい、それは」

「お前の存在を予め登場人物に知らせたとされる謎の人物だ」

 そもそも実在するのか危うかったがナインは実在するという前提で話を進めた。笛吹き男は首を傾げる。

「テラー、恐怖の意か?」

 最初に思いつくのはそれだったが「恐怖」と銘打つには相手の存在が不明瞭である。

「我々も分からない。登場人物が口走っただけだ」

「知り合いにはいないね」

 ナインはこれ以上笛吹き男に詰問しても有意義な情報は得られないだろうと判断した。

「今日のところはこれで打ち切る。あの物語世界を修復するのには我々が善処する。お前は休んでおくといい」

 テラーの存在を消せばあの物語の住民たちは笛吹き男に関しての疑念はなくなるだろう。記憶操作程度で事足りるはずだ。

「早目にしてもらえると助かる」

 笛吹き男からしてみれば自分の存在意義を揺るがされかねない珍事。当然のことながら収束を願っている。

「最後に一つだけ。お前はあの物語に帰りたいのか?」

 自分でもどうしてそう思ったのか分からないが、自分の役割を歪められ、なおかつ殺されかけた世界に戻りたいか否かを聞き出したかった。笛吹き男は澱みなく返す。

「そりゃ当然さ。物語においてたとえ悪役であろうとも追い出されるような真似はされたくないんだ。それが物語世界に生まれた存在の本懐であり、実際の物語と異なることなんてされちゃいけないんだ」

 笛吹き男の模範解答にナインは一つ頷いた。

「そうだろうな。分かった」


『何であんなこと聞いたの?』

 戻ってくるなりベルが問い詰めた。

「あんなこと、とは?」

『物語世界に戻りたいか、なんて』

 自分でも判然としない。だが聞いておかねばならないような気がしただけだ。ナインは、「理由はない」と応じる。

『嘘。ナイン、何か隠しているでしょう』

 人造妖精は変なところで勘が鋭い。ナインは自室の椅子に腰かけながら辺りを飛び回る忙しないベルへと声をかけた。

「物語世界に、やはり登場人物とは帰りたいのだろうか。それがたとえ殺されかけた世界でも」

『なに当たり前のこと聞いてるの? 決まっているじゃない』

「だが笛吹き男はリンチされ、磔刑に処された。それほどの恐怖と、痛みを味わった場所に、帰りたいと願うだろうか」

 ベルは嘆息を漏らし、『あのね』と説教じみた声を出す。

『ナインの悪い癖だよ。なんか変なところにこだわるよね。剪定者として感情論は殺している、みたいな風を装うくせに、妙なところで人間臭いっていうのかな。割り切れていないよ』

 そうなのだろうか。自分は剪定者として使命に忠実なつもりである。だが笛吹き男のようなあり方をどこか疑問視している。

「殺されかけた世界に戻って、何食わぬ顔で同じ人々に出会えるのか。それは、許せるのだろうか」

『でも、その物語でしか生存を許されていないんだからその物語に帰るほかない。それ以外にどこへ行くって言うの?』

 どこへ行くのか。ナインには見当もつかない。もし物語を追放され、物語世界が消失した登場人物はどこへ行くのか。帰る場所を失った登場人物はどうするというのか。

「……分からない」

『ファイブみたいな楽観視もどうかと思うけれど、ナインは考え過ぎだよ。フェアリートリップに関してもそう。何でそうこだわるかな。こだわりどころを間違えているよ』

「妖精の粉については俺にはもう捜査権限はない。忘れるとしよう」

 ナインは次の案件がベルを通じて転がり込んでいるのを感知した。ベルの機能をセーフモードに限定して呼び出す。

「桃太郎の世界、か。可能性の枝葉のひずみがB判定まで伸びている」

『東洋の物語かぁ。あんまり馴染みはないな』

 すぐさま通常モードに切り替わったベルが感想を漏らす。ナインとて東洋の物語に造詣は深くない。

「仕事だ。東洋だろうが西洋だろうが関係はない」

 ベルにそう言いつけナインは早速桃太郎という物語を検索した。

 筋書きは簡素なものだ。桃から生まれた子供を老夫婦が桃太郎と名付け、成長した桃太郎は悪逆の限りを尽くす鬼を退治し、懲らしめる話。典型的な勧善懲悪ものだ。

「この簡素な物語にひずみがB判定とは。一体どこが」

『実際に行ってみないと分からないのかもね』

 ナインは時計を確認する。笛吹き男の案件は他の剪定者が処理するだろう。記憶操作程度ならば自分が出向くほどではない。

「受付でパンチカードを受け取り、その後にこの物語世界へと向かう」

『うえ、連続で?』

「二十四時間の休暇は与えたはずだが?」

 ナインの言葉にベルは不服そうに応える。

『二十四時間しかもらってないよ』

「物は言いようだな。その間、俺はお前を頼らなかったし、お前も俺に特別の理由はなかった。休暇は与えられた」

『……何だか屁理屈めいているけれど』

「それでも事実は事実だ。人造妖精にわざわざ休暇を与えているのは俺くらいだろう」

『悪かったわね。あたしがサボり性のある人造妖精で』

 ベルの苦言をいなしながらナインは桃太郎について情報を集める。すると様々な可能性世界が広がっていることが分かった。

「なるほどな。この物語、簡素ゆえに可能性に関しては事欠かない。だがその程度でひずみが生まれるか?」

『マイナーな可能性世界なら剪定者が訪れるまでもないからね』

 その通りなのだ。いくら解釈の余地があろうともそれがマイナーならば別に剪定者が訪れてわざわざ可能性を狩りに行く必要もない。

「どうやら行ってみるほかないようだ」

 ナインは立ち上がって支度を始めた。


 受付で案山子女からパンチカードを受け取っていると蓬髪の剪定者が声をかけてきた。自分よりも肩幅が広く筋骨隆々である。

「ナイン。珍しいな、顔を見るのは何ヶ月ぶりだ?」

 その剪定者の名をナインは口にする。

「イレブン。何ヶ月、というのはこの空間では正しくないな」

 中間に当たるこの空間は常に時が止まっている。何時間経った、というのは常に主観でしかなく、剪定者によっては何年も同じ物語世界に入って帰ってこない者もいる。イレブンは快活に笑う。

「そりゃそうだ。私なんて前に入った物語が百年単位だった。そのせいでえらく久しぶりに思えたものだよ」

 物語によっては百年、千年が当たり前のものもある。そうした場合、剪定者はどうやって自分を管理するのかというと左手につけている腕時計だ。それによって身体機能を一部停止させ、百年千年単位での活動を可能にする。腕時計は可能性世界の発生も関知できるために剪定者からしてみれば必須だ。

「俺は百年単位の仕事は請けないと決めている」

「そいつも立派な心がけだが、仕事を選り好みしていたら人造天使の機嫌を損ねるぞ」

「人造天使のご機嫌を窺って仕事を何でもかんでも引き受けていればそれこそ身の破滅だ。時差ボケを食らいたくないからな」

 剪定者同士における時間の誤差を俗に「時差ボケ」と呼ぶ。それは空間の認識能力の低下など時に深刻な症状を引き起こすのだが大抵は人造妖精のサポートによって回復が可能である。

「物語によっては価値観の狂いも発生する。この職業、それを恐れていたらできないが、時差ボケは百年単位だときついぞ」

「俺が向かうのはそんなきついものじゃない」

 パンチカードを差し出す。それを見やってイレブンは、なるほど、と納得した。

「桃太郎の世界か。行ったことはないが、時差ボケは食らいにくそうだ」

「有名らしいな」

「東洋をメインに活動している剪定者では一度は訪れるってな。可能性世界が多岐に渡っているために素人の剪定者に経験を積ませる意味で送り込まれる場合もあるという」

 初耳だったが剪定者は常にあらゆる物語と対面せねばならない。その局面によっては立ち振る舞いも変わる。まずはメジャーな物語から攻めるのが定石である。

「それでは割と楽な任務と思っていいのか」

「楽だと考えていると思わぬしっぺ返しを食らう。私はできれば常に緊張感を持って仕事には望むようにしているがね」

 イレブンは腰に提げた得物をさすった。イレブンは剪定者には珍しく武器持ちだ。だが実際にその武器が振るわれたところは見たことがない。

「その刀、いつも持っているのだな」

 ナインが指摘するとイレブンは、「愛着があるんだ」と応える。

「だから手離せない。私の人造妖精もそれを理解してくれている。コジロウ」

 出現したのは青い光を放つ人造妖精だった。コジロウ、という名前通り声音は少年のものである。

『イレブンはどうしてだか手離したくないみたいでね。ナインとベルにはそういうのはないのか?』

 ベルがナインのコートから飛び出てコジロウの質問に答える。

『ある?』

「いいや、俺はないと思うが」

『案外、こういうところから分かるかもしれないけれどな。ボクらが元々は何者だったのか』

 コジロウの声にイレブンがいさめる。

「おいおい、この場でよくそういうことが言えるな。私たちは人造天使によって見出された剪定者。元は何者だったかなんて、聞くも野暮だろう」

 イレブンの模範解答に、『面白くないな』とコジロウが呆れる。

『自分が何者で、どこから来てどこへ行くのか。それは永遠のテーゼじゃないか』

「哲学者みたいな考え方をする人造妖精なんてそうそういない。貴重と言えば貴重だが、私からすれば考え過ぎだな」

 イレブンは歯を見せて笑う。コジロウは、『そんなだから』と意見を申し立てた。

『成長の機会を失うんだ。いいかい? 常に自分が何者で、何者になるのかを考えることこそが、人間に与えられた使命なんだよ』

『人造妖精がよく言うわね』

 ベルの差し挟んだ声にコジロウが言い返す。

『人造妖精ベル。君は風上にも置けないな。そうやって考えるのを放棄してただ単に剪定者の所有物と化す。一番あっちゃいけないんじゃないか?』

『何よ、あたしだって考えてるっての!』

『言ってみなよ。考え方によっちゃ評価を変えてもいい』

『何で偉そうなのよ!』

 人造妖精同士とは馬が合わないのか、ベルはしょっちゅう喧嘩を吹っかけられている。剪定者同士はほとんどぶつからないというのに。

「やめろ、ベル」

「お前もだ、コジロウ。あんまり他人の人造妖精を叱るのはよくないぞ」

 お互いの主人の言葉に二人の人造妖精は言葉を仕舞った。

『考えることは悪いことだろうか』

「そんなことはないが他人に意見を吹っかけるのならばもっといい言い方があるだろうと私は思うが」

 イレブンの言葉にコジロウは鼻を鳴らしてコートの中に入った。

「すまないな。人造妖精の教育が行き届いていなくって」

『本当よ。なに哲学者ぶってるんだか』

 ベルの抗弁にナインは口を差し挟む。

「ベル、お前もだ。戻れ」

 ベルは不服そうだったがコートの中に入った。

「お互いに道草を食ったな。任務成功を祈っている」

「俺もだ」

 互いに言い合って踵を返した。


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