あとがき


 ひたすら一人の人物を書くことにだけ集中した作品です。


 物語を予感させるような雰囲気だけで、このあとをかくつもりはありませんでしたが、「第0回 長編シナリオの第一話と最終話だけ書く会」に参加して、最終話とあとがきを付け加えました。



 商都ニーヌヴは『顔なき影なる暗殺者――そして、無垢の影姫と残念な王女』(2/3まで)第2章目の舞台になっています。


“暗殺者を阻むは灰色の侍女の謎掛け。目ざめた少女を待つのは裏路地の惨劇。”


 俺は暗殺者だ。名前はもうない。一体どこで生まれ、どんな顔だったのかも知らん。相手の顔と姿を奪い、記憶と能力奪える。今回の依頼は王女の暗殺だった。だが、幼く可憐な少女の美しさに手が止まる。一瞬のためらいが命取り。気がつけば拷問室で拘束され、お付きの侍女のお出ましになる。どうやらあの少女は影武者――というか影姫で、こちらのメイドが本物の王女らしい。

 顔なき暗殺者が語る死と狂気の物語、可憐で清純な影姫が語る謎と恋心の物語、賢明だが残念な王女が語る血と禁忌の物語。すべてが語り終えられたときにあきらかになる真実。



 

災厄の壺なる世界パンドラワルド』という共通の世界観の枠に入り、以下の作が書かれています。



『転生した私は全裸でゴブリンのお手つきになっていた』(完結済)

“闇魔法、『死蔵』『葬炎』『喪蝶』 /二つ名、<屍鬼使い> <影糸使い> <機織り姫>”



『美少女奴隷買いにいったらお金がたりなくて、死にかけのゴブリン娘をおしつけられた』(続編/連載)

“娘の魂には殺人犯とその被害者になった少女達がコピーされている。”





 以下は予定未定。


『チートのニート、異世界女神育成譚』――「我は、最強なり、最凶なり、最狂なり!」子連れ狼ならぬ、娘連れ豚(幼女、もとい養女)。冥府魔道ならぬ、鬼畜外道。“腹黒の豚“といわれる最低最悪の冒者ブヒブヒ、そして一途に彼を慕い続け“暗殺の巫女姫”と呼ばれるようになる黒髪の少女による神殺しの物語。



『ゴブリン呪王と異形の兵団――魔獣使いの娘を奴隷にし、王は従魔を装って旅』

 ゴブリンでありながら偉大な賢者であり魔術師。錬金術師にして呪術師、召喚術士。超古代文明の遺跡発掘による遺伝子操作、魔導兵器で武装した異形の軍隊、召喚カード“さまよえる王国”を率いて王はさすらう。





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