VRトレイター・反逆のデスゲーム

@lezelo

第1話:痴漢冤罪サラリーマンの反逆ゲーム

ある時代、法整備よりもVR技術等の娯楽だけが発達した世界。

白と黒の中に血生臭さが入り混じり、灰色の街並みが、

緋色で染め上げられた様な近未来都市で、今日も悲鳴が木魂する。


「冤罪だ!僕はやってない!」


痴漢冤罪、昔から被害者はいたがその数は近年増加傾向にある。

示談金目当ての腐った考えを持つ少女達が増えつつあるのが現状だ。

何故その様な少女達が増えたのか?

しかしその少女達はただの一例に過ぎない。

醜悪な欲望を満たす為に犯罪行為に走る人間達が増え続けている。

全ては国家が腐ったまま、何の

しかし国民がその倍のスピードで腐っていった事が原因にある。







「ここはどこだ?僕はさっきまで地下鉄にいたハズだ、飲み過ぎて幻覚でも見てるのか?」

辺りを見渡すと、まるで貴族の屋敷の様に豪華で広い大広間。

そこにいた軍服の様な衣装を着た謎の男が微笑みながら手を叩いていた。

「おめでとう。……キミはプレイヤーに選ばれた。」





「もちろんプレイヤーは君だけじゃない、君以外にも同じ志を持った仲間達もいる」

男がパチンッと指を鳴らすと、大広間からロッカールームにワープした。


6人

「」



「」



「テストプレイヤーには君達が相応しいと思ったんだ」


「」




「これよりゲームを開始する……CLEAR条件は」


「女性専用車両に侵入し、乗客に擬態した化け物を全て殺す事だ」














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