「ポピー」

煩先生

 

君は薫りを

霊魂に残し

若い哀詩で

薄化粧する


夢を多剤し

黙示で笑む

美しい空が

割れる程に


僕は祈りを

口癖に宿し

淡い音色で

白魔術する


旅を離叛し

喜劇で泣く

難しい熱が

揺れる儘に

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

「ポピー」 煩先生 @wazurai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ