第6話金鶏広場

20100824(火)


7時半起床。ここは雲南、時間がゆっくりと流れている。

大理古城も今日でお別れ30kgの藍染を背負ってユースを出る。


きくやで日式早飯を食べる。プーアル茶、卵焼き、味噌汁、ごはん、

福神漬け。まずはじめに熱いプーアル茶が出てくる。


とても熱いのですぐに飲もうとしてはだめだ。茶葉も浮いている。

10分ほどすると茶葉は沈み程よいぬるさになって飲みやすくなる。


ご飯はパサパサなのでよくかむことだ。一粒一粒噛み潰すようによくかむ。

そのうち唾液と絡まって甘味を帯びてくる。これが雲南流だ。


そう思ってゆっくりとかんでいると突然ジャリッという音と口の中で

石が砕ける感触。まずい、かなり大粒の岩石を噛み砕いたみたいだ。


昔は日本でもしょっちゅうあった。お袋の声が聞こえる。

『噛まんと早く出しなさい!』


きくやを出て西城門のバイパスへ。思ったとおり下関行きが

向かいで止まった。聞くとなんと2元と言う。タクシーで50元だったのに。


約20分でバスセンターに着いた。昆明行きは1時間に1本位出ているのですぐに乗れる。

ところが昆明⇒大理は100元だったのに大理⇒昆明は136元WHY?それはすぐに分かった。


テレビが2台乗り降り2箇所トイレ水サービス付の豪華バスだったのだ。4時間半で西駅に着いた。

30kgは重い。バスに乗りてくてくと歩いて篆塘公園へ。CLOUD LAND 大脚氏ユースに着いた。

ここも熟年パッカーが多い。熱いシャワーが一番疲れを癒す。重いリュックを下ろして早めに休む。


20100825(水)くもり。


6時に起床。52番のバスで昆明飛行場に行ってみる。

とにかく朝が早いので遅れないようにと何回も言われたからだ。


まだ真っ暗。30分で机場に着いた。バスは10分おきに来る。

リコンファームをする。「チュエレンジーピャオ」が伝わった。


中国国際航空7時55分発。7時までには来ないと。

また52番に乗って帰る。1元(15円)だから重宝だ。


ところが今度は30分たっても着かない。ついに終点で下ろされた。

新たに52番に乗り換えて5つ目に篆塘に着いた。


一旦ユースの部屋に戻ると女性二人が入ってきた。

ここは6人のドミトリーだ。一泊30元(450円)。


どうも女性と同室というのは違和感がある。入室で騒々しいので

すぐ出て昼食を食べることにした。近くに台北美食という


こぎれいな店があって鶏肉爆飯、つまり鶏どんぶり、10元。

スープと漬物がついておなか一杯。ゆっくりと歩いて帰って昼寝をする。


午後2時。再度52番に挑戦する。ところが町の中ほどで全員下ろされる。

さっぱり分からない。故障か?茶花ユースと火車站を見とこうと歩くことにした。


昆明は大都会だが見るところはあまりなさそうだ。茶花ユースはいまひとつ。

昆明老街から金鶏広場へ。この広場でカラオケやダンスをやっている。


このあたりが一番の繁華街らしい。ここの裏通りにとても古風な

駝峰客桟(THE hump ユース)を見つけた。

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