5年後の未来へ
はい どうもー 前回と前々回見てくれてるかな?
このお話はその話を見ないとちょびっと伝わらないぞ
今回の視点は若野 流菓(わかの るか)ただ一人!
それでは5年後の未来へちょびっとお邪魔しようか
~~~~~~4月~~~~~~
「きょぉーから! 高校生!!」
あたしは校門で大声をあげる
「大声あげんな 恥ずかしい!!」
と龍牙に殴られた
「いたーい 酷いよ 龍牙ー」
「大声あげるお前が悪い!!」
酷いなぁ だって嬉しいじゃない
ずっとずっと わくわくしてたんだよ!
高校生になるの!!
「あはは~ 相変わらずだね~」
歩がやってきた
「遅いよ 歩~ あれ? ミルは?」
「あれ? 先にいってたけど・・・」
「うわーん!!」
とミルが遠くで泣きながら走ってくる
「道間違えましたぁ~!」
「もぅ・・・ミルらしくて 抱きつきたい・・・」
「やめろ お前 周りに気持ちわるがれるぞ」
いいじゃん 別に ミル可愛いし
「待ちました・・・?」
「ううん 僕は待ってないよ~」
「待ったけど ミル可愛いから許す!!」
「俺は別に待ってない」
そうですか~ とミルは言う
もう 可愛いなぁ・・・・
「二人とも クラス見たの?」
「まだだよー」
私達もさっきついたばかりだしね!
あ そういえば
「さっきから気になってたけど・・・龍牙なんでこの高校にしたの?」
私は 龍牙に聞く
「確かにレベルは高いけど 龍牙だったら市内の私立に行くかと思ったんだよ」
「・・・・別に」
と龍牙は言う
「龍ちゃん 僕たちしか仲良くなってないから 知り合いのいない 学校に行きたくなくて 龍ちゃんのお父さんに頼み込んでこっちにしたんだよねー」
「だ・・だまれ 歩!!」
へぇ そう言うことか そういえば小学校時も中学生の時も私達以外の人と話したのあまり見たことないや
「へぇ・・・」
「ニヤニヤしていうな 流菓!!」
と龍牙が怒る だって面白いんだもん
「あのー そろそろいかないと・・・・」
とミルが言う
「あぁ 遅れちゃうね! ダッシュ!!」
と私達は玄関まで走った
下駄箱前に張り紙がしてあった
多分 クラス分けのかなぁ
「えーっと・・・僕 5組だね」
「わ・・私もです!」
とミルと歩が言う
「私3組!」
「俺もだな」
ふむ 小学生の時も思ったけど
私と龍牙 歩とミルが一緒のクラスになること多いなぁ・・・
4人で一緒ってことが無いもん・・・
「それじゃあね 龍ちゃん 流菓ちゃん また後で会おうー」
「ま・・・またですっ!」
と歩とミルと別れた
「じゃー自分のクラスに行きますかぁ!」
「そうだな・・・」
私達はクラスに行った
~教室~
周りは結構知らない子が多いな
まぁ レベル高いからな・・・私達の地区は違うところの高校いったかも
お金ある人なら私立行くし
結構別れるんだよね
「何 キョロキョロしてんだよ」
と隣の席の龍牙が話しかけてくる
「だって新鮮じゃない!?」
「だから何がだ・・・」
「だって周りは知らない子が多いもん! 中学では味わえないよこれ!」
「あっそ・・・」
龍牙に飽きられちゃった・・・
もうツンデレなんだからぁ
「そーいえば 龍牙って中学も小学の時も隣だったね」
「そういえばそーだな 席替えしたら変わってたけど 最初はお前が隣がほとんどだったきがする・・・」
「運命だね!」
「偶然だろ」
あぁ・・・龍牙 目をそらしちゃった・・・これも飽きられた証拠なんだよなぁ
「そういえばお兄ちゃんがこの学校に入ってからもう5年かぁ・・・」
「勘違いする言い方するなよ まるで留年しているような」
「それをねらったっていうか 朝それお兄ちゃんに言ってきたら案の定怒られた」
「だろうな」
お兄ちゃんも通った学校
なおさらワクワクするしかない!
だってこの学校の行事には あれ が含まれてるんだもん!
「おい 入学式だってよ」
「うん!」
別にあれを利用して言おうとか思ってないけど・・・
でもきっかけは欲しいよね
だから今回こそ・・・!
~数時間後~
「終わったぁー」
「だなー」
話には聞いてたけど長い・・・というか公立なはずだから校長変わってると思ったのに・・・
高校ってなかなか変わらないのかなぁ・・・
教室戻ったら自己紹介かな?
まぁ私最後だけど・・・
教室にきたら案の定 自己紹介タイム!!
長いなぁ 最後だから・・・
龍牙も最後のほうだからかな なんか退屈そうな顔してる・・・
後半になって龍牙の番
「菻条 龍牙だ 得意科目は数学」
で終わちゃった 素っ気ないというかなんというか・・・
また私たちと関わる気ゼロだね
そして最後私!!
「若野 流香! 得意科目は家庭科! これから1年よろしくね!」
よし!つかみはOK!!
これから1年このクラスで私は頑張る!!
~玄関で~
「ねー龍牙ー 帰りにパフェでも食べて帰ろうよー」
「う る せ え! 俺はこれから仕事手伝わなきゃいけないんだよ!!」
「いいじゃん 少しくらいー!!」
龍牙を必死に引き止める
だってこうやらなきゃデレてくれないんだもん!
「あーもうわかった わかった! 少しだけな!!」
「わーい!!」
「あはは 龍ちゃんも素直じゃないなぁ」
「? 今なんて言いました? 歩」
「んー? ミルは可愛いなぁって」
するとミルは一気に顔が赤くなった
「あうっ・・」
「こぉらぁ!そこ!! ラブラブモードにならない!!」
全く油断も隙もない・・・
歩とミルは恋人同士だからなぁ
・・・・・いいなぁ・・・・
「それじゃ パフェじゃないけど僕の家行こうか」
「わーい! 歩の和菓子大好きー!!」
「・・・はぁ・・・・」
~帰宅~
やっぱり歩の家の和菓子美味しい!
何度食べても飽きないよねぇ!!
「ただいまー!」
「あら・・・」
「あ 香澄さん!!」
今日香澄さん来てたんだ!!
「お帰りなさい 流香ちゃん 今日入学式だったのね」
「はい!」
お兄ちゃんと同じ学校=香澄さんの学校でもあるからね!
それどころか 奈流や和 志穂とトナも同じ学校だし!
「おー 流香お帰りー」
「ただいま お兄ちゃん!!」
そういえば・・・・
香澄さんに助けてもらったのも確か同じ時・・・・
もうそんな経つんだなぁ・・・
「香澄さんはなんで家に?」
「こいつに料理を習いに来たのよ」
「こいつ言うな」
お兄ちゃんも香澄さんも恋人同士
青春っていいなぁ
というか志穂がお兄ちゃんのこと好きなの分かってたけど
まさか香澄さんもとは思わなかったよ
付き合うことになったー なんて言われた日には 隕石でも降ってくるのかと思ったもん
「そっかー! 今日は香澄さんの手作り御飯かぁ!」
「え・・・流香ちゃん 何かかんt」
「勘違いじゃねーぞ これ晩御飯の材料だからな」
「測ったわね・・・?」
「いきなり料理教えてなんて言うからだ」
あ やっぱり
でも香澄さんの手作りかぁ・・・チョコとか美味しかったしなぁ・・・
「お前の場合 火を使うと大変なことになるしなぁ・・・それ以外だったら味付けも完璧だし」
「え 火ダメなの!?」
「そうだぜ・・・ こいつ使うとなぜかワイン使ってないのにフランベ状態になるんだ」
それ火力強いか火に油注いだんじゃ・・・
「うるさいわね どうしてもそういうのを使うのは苦手なのよ だから克服するために来たの」
「はいはい・・・」
ラブラブだなぁ・・・
というか歩とミルとは全く違う次元だけどね
この2人がデレデレになってるところなんて一回も見たことないし・・・
でもふたりっきりの時は香澄さんすんごいデレてるんだって
お兄ちゃんがのろけてる時に聞いたからねぇ・・・
あの香澄さんがありえないよねぇ・・・?
あーあ・・・周りはリア充ばっかり・・・
別に恨んでないけど・・・羨ましいよね
私だって・・・だって・・・
そうだよだからこそ私はあの高校に入学した!!
あいつだって同じ高校に入学した
だからこそ・・・
香澄さんとお兄ちゃんが両思いになったあのイベント
あのイベントで・・・・
私は今度こそ・・・・
伝えるんだ・・・
『好きだよ』って・・・・
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