第4話エロいクラビングナイト、その1
この男が
クラブで理央から彼女のフィアンセである
「初めまして俊輔です。東京でピアノ弾いてます。お二人のことは理央から色いろうかがってます。お世話になってます」
俊輔は僕と丸尾に
俊輔によると、カリンバとはアフリカの民族楽器なんだと。スマホみたいな木箱に十数本の
俊輔はカリンバを両手に取り、一階ホールから流れてくるテクノミュージックに合わせて
しかし、どうしても納得できない、なぜ理央は僕じゃなくこいつを選んだのだろう。僕は理央に無視されてるような気がして腹が立った。
「新しいビジネスをしようと思うんだ」
丸尾が
「
「興味深いですね」
丸尾のビジネスプランに俊輔がマジで反応した。僕も「丸尾は面白いこと考えるなぁ」としみじみ思った。
「そろそろ私の
室内の固定電話で理央が呼び出された。一階フロアのブースで彼女が音楽により若者たちを上げたり下げたりする時間がやって来たのだ。
理央がこの街でDJプレイをする最後の夜だ。
クラブはかなり混んでいる。暗がりに
俊輔、丸尾そして僕は正面にあるDJブースがのぞけるちょうどいい場所を探した。
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