エピローグ「もう一つの可能性」

冬のある日

ある田舎の道の途中

女の子が泣いていた

するとそこに男の子がやってきた


「どうして泣いてるの?」


男の子は聞く

すると女の子は言った


「お母様に捨てられたの」と


男の子はその意味はよく分からず

こう言った


「一人なの? なら一緒に遊ぼうよ」


と男の子は女の子に手を差しのべた

しばらく泣きじゃくっていた女の子は

その手を見て 自分の手を伸ばし 一緒に遊びに言った

女の子は 心優しい女の人の養子となった

8年の月日をへて 二人が高校生になったとき

女の子の母親が彼女を殺しにやってきた

女の子が銃で死んでしまう時

男の子は身代わりに打たれてしまった


「逃げて」


という言葉に女の子は逃げたが

それもずっとは続かず 女の子は打たれて死んでしまった

その経緯があり その道路には 男女の霊がさまよっているという


~これは有沢 夏空(ありさわ かくう)と四季波 雪奈(しきなみ せつな)が出会うもう一つの可能性~


~もし生霊有沢と冬島 秋(ふゆじま しゅう)が出会っていなかったらどうなっていたか?~


~夏宮 春実(なつみや はるみ)と冬島 秋が会っていなかったらどうなっていたのか?~


そう このエピローグはただの可能性である

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そうだん屋 港龍香 @minatoRK

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