ファンタジーな100のお題【ややネタバレ】
実は拙作「とある少年魔導師の 異世界冒険譚 」は、もともと【ファンタジーな100のお題】というのをお借りして、短編の連作という形式で書き始めました。
使用したお題のURLはこちら↓
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/2284/100q_title.html
どんな風に話を作っていったかと言うと、例えば……
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「お題:ギルドマスター」
一人の少年が、旅の戦士と出会う。旅の戦士は炎を操り、魔鳥ガルーアを一瞬で倒してみせた。男は〈ギルドマスター〉について語る。この謎の戦士が伝説のギルドマスターなのか……? と見せかけて、実は少年がギルドマスターだった!というオチ(の短編)。
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「お題:英雄」
先ほどの少年、実は北国最強の魔導師だった。ギルド戦にて数百人もの兵士を雷の魔導術で瞬殺し、その強さを見せつける。
でも「魔導師は接近戦に弱い」「魔導術を使いすぎると倒れる」という弱点もある。
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「お題:聖杯/竜(龍)の眠り/光あれ」
創世神話と龍を混ぜよう。
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こんな感じでキーワードから思い浮かんだ短編を次々と作っていき、それを物語として辻褄が合うよう時系列で並べ替えて……という感じで、一つの物語にしました。(だから第一部「はじまりの詩」は話と話の間にちょっとぶつ切り感があります。最初に公開した初稿では、各話3000~6000文字の短編×18話でした。)
ついでに、各話の元になったキーワードをご紹介していきます。キーワードが複数書かれている場合は、最初の方に書いてあるものがその話を作るきっかけになったキーワードです。
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第1話 少年の見た夢
第2話 ギルドマスターの秘密
【007:ギルドマスター】【010:夢】【078:醜い鳥】←ガルーアのこと
第3話 ギルドを統べる魔導師
第4話 英雄<ヒーロー>
【011:英雄】
第5話 聖杯の伝説
第6話 故郷の墓標に想うのは
第7話 旅立ちの日。「光あれ」
【014:聖杯】【009:竜(龍)の眠り】【099:「光あれ」】【085:故郷】【058:傭兵】【051:墓標】【037:世界】
第8話 主従、あるいは少年と青年を巡る関係
第9話 切れない絆
【015:主従】【006:切れない絆】
第10話 不思議なローブ
【062:マント】
第28話 通行許可証
【043:通行許可】
第11話 暗き森と黒いエルフ
第12話 烙印(スティグマ)
第13話 罪の記録
第14話 旅の仲間
【036:しるし】【017:スティグマ】【072:エルフ】【093:罪の記録】【005:呪い】【071:刺青】【049:戦装束】【027:旅の仲間】
第15話 南の街の攻防戦
【013:南にある町(街)】
第16話 炎の精霊と、術者の契約
第17話 揺らめく炎の先で
【069:精霊】【061:魔法使い】【034:契約】
第20話 焚き火のそばの、魔導講習
【091:焚火】【061:魔法使い】
第22話 獣人猫族との出会い
第23話 自由<カノア>
【090:自由】
第25話 白い肌と黒い肌
【072:エルフ】【031:黒い肌】
第27話 小さな約束
【021:小さな約束】
第29話 荒れた大地
第30話 砂漠に雨を降らせよ
【002:荒れた大地】【012:砂漠の水】
第31話 天使の翼
第32話 大空に舞う
【070:天使の翼】
第33話 心の宝石
第34話 力の解放
第35話 巨人の谷の奇跡
【048:成長する種】【022:宝石】
第36話 死神に抱かれた村
第37話 踊る妖精
【047:踊る妖精】【079:死神】
第38話 成長する種
第39話 精霊の継承者
【081:王冠】【019:後継者】【048:成長する種】【069:精霊】
第40話 闘技場
第41話 その男、無双(?)
【054:闘技会】
第42話 バベルの塔と言葉たち
第45話 荒れ果てた聖域
【059:塔】【076:聖域】
第43話 眠りの前に、思い出す
第44話 船上でのバトル!
【016:長い夜】
第49話 絶対者との対話
【023:絶対者】
【外伝】 太陽と月
【077:太陽と月】
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こんな感じです。第一部で使い切れなかったキーワードは第二部・第三部にも引き継いで消化しています。
こうやってアイディアを捻り出したというお話でした。
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