魔導術の基礎

 物語に出てくる「魔導術」というものについて、作者の脳内設定を書いていきます。


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◆そもそも「魔導術」って?

 いわゆる「魔法」です。七大元素を司る「精霊」と契約した「魔導師」だけが使用することができます。


 なぜ「魔導術」という名前にしたのか? ……単純に、画数が多い方がちょっと恰好いいかなと思ったからです。(笑)

 第一部では、一応「魔法」という言葉を使わずに「魔導術」という言葉で統一しています。

 ただし、魔導術にあまり馴染みのないカッツェやレイアは「魔法使い」や「魔法」という言葉も使います。素人っぽさ(?)を出すためと言いますか……。

 意味は同じなので、「魔導術」「魔法」どちらの言い方でもOKということにしています。



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【魔導術・基礎編】

◆精霊との契約

 魔導術を使用するためには、事前に精霊と契約しておく必要があります。

 ノエルやヴァイスは既に全属性の精霊と契約していますが、「第35話 巨人の谷の奇跡」にてレイアが初めて土の精霊と契約しています。


◆契約の文言:

『〇〇の精霊よ 我が言葉を聞け

 我が名は〇〇 我と契約せよ 我に汝の力を貸せ』



◆呪文の本文

『我が契約せし〇〇の精霊よ ~~』


 対象の精霊に呼びかけて具現化する事象を言語化します。余談ですが、呪文の文言を考えるときには響きとリズムを大切にしています。

 


◆呪文の締めくくり:

『汝 我が精霊よ 我が名の前にその力を示せ』


 正式な詠唱の場合、最後に上記の締めの言葉がきます。ただし、よほどの大型呪文や大事な呪文でない限り、ここは省略されていることも多いです。(例えば戦闘中はそこまで悠長に唱えている暇がないから……という考えで)



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◆呪文の詠唱と書き方について

 呪文は普通の話し言葉とは異なる「古代エルフ語」で唱えている、という設定があります。日本人が呪文の時だけ英語を喋っているような感じです。言語が違うので、呪文は『』で括っています。


 発音はどんな感じかというと、フランス語の囁くような息遣いを主体とした発音のイメージです。書き言葉の場合、言葉遣いはやや硬い語調です。(~~したまへ、とか)


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