ep10/36「大切だと思うなら、手を離さないで」

「どうして……そのことを?」

「ちょっ、アヤ! 秘密なんじゃ」


 暗に正体を認めてしまったアヤカに対し、ハナはごにょごにょと――誰より正直に認めるように――耳打ちして来る。しかし、アヤカは先代たる少女から目を離そうとはしなかった。

 先代アカリはどこか寂し気に笑み、そして申し訳なさそうに両手を合わせている。


「ごめんねっ、後輩ちゃんたちを脅かすつもりはなかったんだけど……私も春までやってたからね、なんとなく分かっちゃうの」

「直感でばれてしまうなんて、怖いですね。ふふっ」


 アヤカは微笑みながらも、やはり正体が露見するのは必然だったと悟る。直感からくる判断ほど、理屈では覆せない。それが真実とあればなおのことだった。

 元パイロットと現パイロット。

 リリウスに乗り込んだ者しかいない個室には、共犯めいた一体感が広がる。最大の秘密を共有する3人の間で、奇妙な同盟が結ばれたかのようだった。


「リリウスのパイロットをやっていることは隠せ、って私も言われたなぁ」

「アカリ先輩の時も、徹夜明けで学校に行ったり……?」

「私の代では、島の外に行くことは無かったけどね。それでもたまに学校休んだり、土日でリリウスに乗り込んだり、あの頃は忙しかったー! それでもバレないようにするのって、けっこう大変なんだから」

「もうっ、ひどいですよね! わたしたちは今朝も朝帰りだったんですよ!?」


 今朝のどたばたを思い出したのか、ハナまでもが小さな怒りを爆発させる。今まさにリリウスに振り回されている後輩2人を前に、アカリは昔の苦労を懐かしんでいるようだった。

 しかし、その表情に神妙な気配が混じり込んだかと思うと、アカリは入院中の我が身を見下ろす。過去へ向けられていた視線が、現実へと帰って来る。


「どうしてリリウスのパイロットである事を隠さなきゃならないのか、2人はその理由を考えた事ってある?」


 勿論、無い訳がない。

 息を呑む2人が見つめる先で、アカリは先代アカリなりの結論を口にしていた。


「それはね、きっと今の私みたいになった時に、下手に注目されないようにする為なんだよ……温情なの、あれは」

「それってどういう? あぅ、あの、ごめんなさい!」


 思わず言葉が零れ出たと見えるハナは、ほとんど言い終えてから謝り出す。しかし、アカリは手を振りながら、気にしないでと無言の内に告げていた。


「そうだね……リリウスには代々、幽霊が出る・・・・・っていう噂を聞いたことはある? 何十年前から言われ始めたのかは分からないけど、リリウスに関わる人たちに伝わっているらしくてね。私は降りてから知ったな」


 そしてほとんど独り言のような調子で、アカリは語り始めていた。

 一つ、リリウスの起動資格を失う直前には、必ずとある兆候が現れること。

 一つ、その兆候とは、パイロットが「隣の空席に人がいた」と訴え出すこと。


 リリウスのコックピットに存在する座席は、2つ。

 しかし、リリウスの起動資格を得るのは、ただ一人のパイロットに過ぎない。他に誰かが座っていることなど、あり得るはずもない。パイロットがその『見えない者』を追い始めるようになると、必ず操縦不可能になってしまう。

 1人以外は勝手に入り込めないはずの空間に、誰かがいる・・・・・。つまりそれが幽霊と呼ばれているのだと――――。


「だから、『空席には幽霊が座っている』ということですか」

「そそ、アヤカちゃんの言う通り。噂っていうのはそんなところかな」

「初耳だわ……」

「そして私もね、リリウスを起動できなくなってからは酷かったみたい。今はよく思い出せないけど、まさにその幽霊・・を追いかけていたらしいよ。で、ぱったり止めたんだって。その後はしばらく病棟で隔離されてたの……ほんと、ひどい話だよね」


 そう語るアカリの瞳には、屈折した想いが色濃くにじみ出ていた。

 本人でさえ思い出せない空白期間、彼女は突如として幽霊を追い始めていたのだ。幻聴、幻覚、発狂。何も知らない人間にとって、アカリの行動はそういう類のモノだと受け取られても不思議では無い。


 ――――仲が良かった子たちほど会い辛いって、そういう事だったのね。


 先代アカリが経験したことを思えば、アヤカは何も言えなくなる。ハナはぎゅっと裾を握り締めながら、同じように黙って俯いていた。


「アカリ先輩……」

「私にも分からないんだぁ。本当になにも思い出せなくって、一体なにを追っていたのかも分からないけど、でも……! でもっ、なにか失くしてしまったみたいで、たまに胸が苦しくなるよ。もしかしたら本当に、空席に座っていた幽霊を見ていたのかも知れないね」


 心の底にこびり付いた檻を吐き出すような言葉は、もはや先代からの忠告としてではなく、ただの等身大の少女の叫びとして2人に突き刺さる。アヤカたちとさほど年も違わない1人の少女は、正体さえ思い出せない喪失の痛みに喘いでいた。

 今や痛みだけが残る喪失感は、忘れることも、諦めることも叶わない。アカリが縋るように抱き寄せたシーツは、強く、強く握り締めた手元からじんわりと赤く滲んでいく。


「だから、だからね」


 今や消え入りそうなほどに微かな声は、痛ましいほどに震えている。しかし、それでもはっきりとアヤカとハナの耳に届いていたのは、室内が真冬の如く静まり返っていたせいか。

 だからこそ、次なる言葉は、これ以上ないほどに鋭く心を抉っていった。


「大切だと思うなら、手を離さないで。いつの間にか失くしてしまわないように」


 あるいはそれこそが、本当にアカリが伝えんとしていた想いだったのかも知れない。そう思えるほどの重みを帯びた言葉は、見えない血となってべっとりとベッドを汚している。

 もはや自分が何か言う資格など、無いのではないか。

 一瞬、怯むように言葉を呑み込んだアヤカは、しかし、何を言い出すのかも分からないままに口を開いていた。ただ何でも良いから、この吐露には応えなければならない気がして。


「……分かりました」

「ありがとう、アヤカちゃん。ハナちゃんも」


 そう語る表情はどこか空虚で、アヤカの不安を煽る。しかし、これ以上この病室に留まっていても、きっと助けにはなれないという確信だけがあった。

 去るしか無い。

 病室を後にしようとするアヤカは、傍らで俯いていたハナを見やる。その目元できらりと光る滴を目にしてしまえば、やはり彼女は優しいのだと、理屈では無いところで理解できてしまった。つられて滲み始めた涙をサッと拭い、アヤカはハナの手を引いて病室から出る。

 そして廊下に出ると、意を決して一度だけ振り返った。


「アカリ先輩も、夏祭りに来てくださいね」


 アカリはただ、悲し気に微笑むだけで応えようとはしない。去り際の答えは返されないまま、締まり行くドアが彼女の姿を隠していった。



 * * *



 夜。アヤカは布団にくるまりながら、なかなか寝付けぬ時を過ごしていた。

 カーテンの隙間から差し込んで来る月光は、スズムシの鳴き声を届けて来る。秒針を刻む時計の音も、ネグリジェの衣擦れも、自分の心音でさえも、今夜だけはやけにうるさくて眠れない。

 そして、二段ベッドの上段が微かに軋む。敏感になっていたアヤカの耳に、ともすれば聞き逃してしまいそうな声が飛び込んで来た。


「アヤ、もう寝ちゃった?」

「起きてるわ」

「良かったぁ。そっか、アヤも眠れないんだ」

「せっかく今日は家で眠れるのにね、ちょっぴり考え事があって」

「それって、その、アカリ先輩のこと……?」


 きっとハナも、自分と同じように考えている。悩んでいる。胸の底でもやもやと燻る想いを、だからこそアヤカも口にする勇気が持てた。


「アカリ先輩は、幽霊を追い始めるようになると、リリウスを動かせなくなると言っていたわ。私はその、幽霊っていうのが怖くって。あのコックピットに誰かがいるかも知れないって、そういう風に表現されるしかない何か・・が怖いのよ」

「でも、リリウスを動かすために働いている人達は、それを知っているって」

「多分、それは本当の噂でしか無いのよ。何万年前に作られたかも分からない古代兵器なんて、分からないことの方が多くて当たり前なんだわ。もし分かっていたら、私が何度やってもリリウスを動かせなかったことだって説明がつかないもの」


 リリウスについて、本当はどこまで分かっているのだろう。

 アヤカの脳裏をよぎっていくのは、答えが出るはずもない疑問。人間ではない何者か、かつて古代文明を築き上げた何者かが作り上げた古代兵器など、人が理解し切れるはずもない。

 ――――そんなリリウスが見せた幽霊こそが、アカリを苦しめている。

 今はそれだけが、アヤカにも理解できる唯一の現実リアルだった。


「アカリ先輩は、なにか後悔してる。私にはそう見えたわ」

「後悔するって、なにを?」

「リリウスを動かせなくなったこと……では無いわね。きっとアカリ先輩自身も分かっていないんだわ、だからあんなに悲しそうだったのよ」

「あんなに苦しそうに泣く人、わたし初めて見たな……夏祭り、来てくれるかな」


 アカリ先輩も来てくれるわ。そう返そうと思ったはずなのに、アヤカは我知らず口を閉ざしてしまっていた。

 アカリは1人でリリウスの使命を果たし、そして今は1人で胸の痛みに苦しんでいる。そんな風に思ってしまえば、アヤカは2人でリリウスに乗り込んでいる自分が何かを言う資格など、無いように思えてしまった。


 ――――私には、出来ないな。


 2人だからこそ、他人に言えない務めも乗り越えられる。

 本気でそう感じるからこそ、アヤカはハナが乗り込むことで初めてリリウスが起動したことでさえ、必然に過ぎなかったと思えるのだ。理由など、今さらどうでも良かった。

 1人ではリリウスを動かせない。そう信じて気張っていた頃が、今では遠い。

 それなのに、先代アカリはずっと1人だったはずで――――。


「あれ?」

「どうしたの、アヤ?」


 昼間の出来事を追っていたアヤカは、ふと違和感を覚える。

 あの病室でアカリが呟いた言葉、交わした会話、その中に小さな砂粒が混じり込んでいるような感覚。そうと知らずに飲み下そうとした途端、奥歯でジャリと砂が軋む不快感。

 昼間の先代アカリは一体、何と言っていたのだったか。

 必死で思い出そうとするアヤカは、自分がなにか、些細なことを見落としているような気がしてならなかった。そして、思い出した。


『で、私が先代なら、あなたたちは後輩・・っていうことになるのかな?』


 そう、アカリは確かにそう言っていたのだ。

 記憶の中でようやく違和感の正体を掴んだアヤカは、独り静かに呟く。


「……アカリ先輩は、どうして私たち・・・起動適格者パイロットだと分かったのかしら?」


 先代アカリは、別の誰かから聞いていたのだろうか?

 常識的な判断に至ったアヤカは、それでもなにか引っ掛かるモノを感じずにはいられなかった。その言葉に潜む小さな矛盾には、もしかすると、アカリ本人ですら気付いていないのかも知れない。あまりに自然に発せられた一言には、だからこそ嘘や誤魔化しが入る余地が無いように思えて。

 悶々と悩むアヤカに向けて、ハナはまたもベッドを軋ませながら声だけで応える。


「それくらいアヤとわたしが仲良しに見えたから、とか?」

「うーん、そうなのかしら……うーん」

「アヤカが心配しているようなことも、きっと私たちなら大丈夫だよ。そもそも幽霊さんが座る空席なんて今は無いしね!」

「それもそうね、今悩んでも仕方が無いのかも。じゃあそろそろ明日も学校だし……」


 おやすみなさい、と答えようとした矢先、アヤカの目の前にぬっと脚が伸びて来た。上段ベッドへ繋がるハシゴにかけられた脚は、一段、一段と下へ降りて来る。

 数秒後、パジャマ姿のハナは、寝ようとしていたはずのアヤカの前に現れていた。

 その顔に浮かぶ悪戯っ子じみた笑みは、下ろされたセミロングに縁取られている。どこかバランスを欠いたハナの姿を前に、不意にアヤカの心臓が跳ねる。


「お邪魔しまーす♪」

「ハナ?!」


 有無を言わさずに宣言したハナは、ダイバーよろしく頭から布団に潜り込み始める。

 アヤカの体温で温められた布団の中に、するすると滑り込んで来る指先。まさぐるような手付きで伸ばされて来る指は、まるで別の生物か何かのよう。ネグリジェ越しにお腹、太ももの辺りをなぞっていく手付きに、アヤカは思わず顔を真っ赤にしていた。


「ち、ちょっと、そこはまだ! ハナっ!」

「あっ、見っけ!」


 慌ててハナの手を押し退けようとしたアヤカは、指先が絡み合うのを感じる。2人はいつしか手を繋ぎ、すっかりしわくちゃに乱れた布団で息を切らしていた。

 そして今度は、布団の中に潜っていたハナが浮上して来る。

 アヤカの眼前に広がり出すのは、黒髪から漂うシャンプーの残り香。彼女も自分と同じものを使っているはずなのに、どうしてこうも――――。


「ふぅ! お布団の中、あっつーい」


 息継ぎをするように布団から顔を出したハナは、アヤカの目と鼻の先でニッと笑う。今さら自分のベッドに戻って、とは言えるはずも無い。アヤカは抵抗を止め、すっかり熱くなった耳を隠すように、ぷいと寝返りを打っていた。

 身に纏っているのは薄いネグリジェ、薄い生地を通して体温は否が応にも伝わってしまう。心臓の鼓動さえも伝わっているのではないか、と思えば落ち着かなくなるのも当然だった。余計に早まってしまう鼓動を呪いながら、アヤカは精一杯の虚勢を張ってみせる。


「一緒に寝るのは今日だけよ」

「ありがと、アヤ。わたしはそろそろ寝るね~、アヤもおやすみー」

「……いじわる」


 既に穏やかな寝息を立てているハナに、アヤカの呟きが届いた気配はない。思わずため息が零れるのと同時に、彼女の顔には苦笑ともとれる表情が広がって行った。

 繋いだ右手は温かい。今夜はきっと、寝不足になるに違いなかった。


「眠れる訳、ないじゃない」


 アヤカの左手は、慈しむようにハナの髪を撫でていく。それでも良いけど、とだけ呟くと、アヤカの瞼も静かに閉じられていった。



 * * *



 数日後、早朝4時。

 朝霧に包まれた街並みを見下ろすように、2人の少女は学園の屋上に立っていた。霧に沈む街は眠っているようで、当然のように静まり返っている。一見するといつもと変わらない早朝の風景、しかし、こと彼女らにとっては特別な朝でもあった。

 少女たちが手を繋ぐ、目を合わせる。そして何かを唱え出す。


 ――――MAGICALマジカル・空間転移シフト


 他の誰にも聞き取れない言葉は、しかし確実に少女たちの姿を攫っていった。

 誰もいなくなった屋上に微風が吹いたかと思えば、遠方にそびえ立つサナギはぱっくりと開き出す。早朝の街に地鳴りを轟かせながら、サナギの中からは霧を割って巨人が歩み出そうとしていた。

 地を揺らし、山を乗り越え、リリウスは容易く海へと歩み入っていく。


 今や島の周囲を囲む海には、海底から生え立つ鉄塔が並んでいる。その合間を縫うように進んでいったリリウスは、その手で鉄塔の一本を引き揚げて行った。滝のように流れ落ちる海水を撒き散らしながら、600mもの人型が手にしたのはツルハシの一振り。

 否、鉄塔の先端に無骨な錨を溶接した、大質量の暴力たる鉄塊だった。


 2本、3本と次々にツルハシを引き揚げて行ったリリウスは、背面に10本近い鉄塔を背負う形になる。質量にしておよそ2000t、それだけの重量をモノともせずに歩くリリウスは、島の沖合に浮かぶ一際巨大な鉄塔に向けて歩み出す。


 近付いて見上げてみれば、その鉄塔な異様なほどにシンプル・・・・だった。

 リリウスの背をも超えて天へと向けられた鉄塔は、ピサの斜塔よろしく傾いている。ぽっかりと口を開けた空洞は、ただただ空虚でライフリングさえ刻まれていない。

 しかし、全長1km近い砲身の底で眠っているのは、紛れもなく禁忌の力を宿した戦略核弾頭が一基。子供が立って入れるほどに広い砲口は、点火の時を待ちわびている。


 ――――口径12000mm核迫撃砲アトミック・モーター / 戦略水爆射出装置。


 かつて宇宙へ向けられていたマスドライバーの残骸は、最低限の改造を施され、今やリリウスにしか扱えない弩級の迫撃砲と化していた。

 リリウスが迫撃砲の基部に手を伸ばせば、ボコボコと海水が沸き立ち始める。鉄をも蒸発させる熱源、アトミックモーターの駆動力と化したリリウスは、全身から一気に紫炎を噴き出していた。吹き上がる炎は、爆発的な勢いでプラズマを膨れ上がらせていった。


 その間、実に0.2秒。

 口径1mを超える砲身は赤熱し、閃光を溢れ出させる。次の瞬間にはそのあまりに巨大な砲口から、数百tは下らない超重量物が撃ち出されていた。

 その瞬間、辺り一帯の海面は吹き飛んでいた・・・・・。途端に衝撃波が海面を舐めていくと、下から突き上げられたように散った海水は豪雨と化す。その爆心地たるリリウスは、街をも吹き飛ばしかねない衝撃波面に打ち据えられる。

 熱核弾頭、発射完了。役目を終えてから数秒と経たずに吹き飛んで行った迫撃砲を後に、リリウスは轟々と海面を裂いて走り出していた。


 核ミサイルにさえ搭載できない超重量の核弾頭は、今や放物線を描いて宇宙へ。

 いずれ軌道に至るはずの戦略核弾頭は、これから数日の内に地球を何度となく巡るはずだった。何度も、何度もリリウスの頭上を巡り、そして虎視眈々と落下の時を待つ。空高くに仕掛けられた盛大な時限爆弾は、いずれ地上の太陽となって鬼に炎をもたらすのだ。

 既に狼煙は上がり、賽は投げられた。

 走る、リリウスは超音速に至ってなお走る。向かうは決戦の地。リリウスは翅を広げると、鬼が待ち受ける大地へと飛び立って行くのだった。


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