その14 事業仕分けに着手しよう

 さて。君たちは説明台詞が好きか?私は嫌いだ!!(意見表明)

 だが、ロボットもの創作では棒読みな説明台詞がやたら出てくることが少なくない。これは明らかに流れを阻害する悪い傾向と言える。

 ぶっちゃけよう。説明的な台詞が出てくるということは、その時点で構成が失敗している。いかに説明台詞を少なくするかが作者の腕の見せ所である。説明に裂く台詞が減るということは、その分キャラクターの感情表現に回せる台詞が増える、という事でもある。

 だから、説明のための台詞と地の文のバランスには気を付けること。そしてもう一点。

 以前も述べたが、説明よりも描写をしよう。描写を読んでいけば自然と分かる美しい文章を心がけよう。そうすれば説明をする必要がなくなる。

 余談だが、異世界転生ものや記憶喪失ものなどの「キャラクターが状況説明をするのが自然」なシチュエーションについて。

 これらの状況は確かに説明を入れやすいが言い換えれば説明を入れなければならないという問題点を背負っている。解決としてテンプレを使って説明を削減する場合、説明どころか描写も削るという事である。それは怠慢と言ってもよかろうし、人によっては作者が手抜きしたとみるだろう(ちなみに私はそう認識する一派である)

 注力すべき場所を間違えぬよう。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る