その12 テンプレってなあに?
テンプレとは王道である(また例によって暴論)。
結局のところ面白い物語というのは古来、王道という形で伝わっている。面白いからこそ王道なのだ。その意味ではテンプレも王道の一種である。よってここでは両者は同様のものとして扱う(テンプレはより狭い範囲を示すとしても)
さて。人間が思いつくものというのは限界がある。誰かが思いつくアイデアは誰かが既にやっていると思ってよいだろう。だからありきたりなのは問題ない。斬新さを出すのは実際困難である。それならば下手に斬新さを狙うよりも面白さ重視で行くべきだろう。本末転倒にならぬように。
ここで登場するのが王道である。基本的に王道の物語は面白く描く素地が存在する。というか王道は「面白い骨組み」である。が、そこに肉付けしていくのに失敗すると悲惨な出来のものが完成する。
特に、巨大ロボットものはまだ歴史の浅いジャンルではあるとはいえ、既に王道ともいえる筋道は多数存在する。それ故に、安易な方法で物語を作り失敗する悲劇にもまた、枚挙にいとまがない。結局、物語を作るのは作者である。変にひねろうとはしてはいけない。ただ、堅実に。誠実に物語を作ろう。さもないと悲劇が訪れるかもしれない。
あなたの心がけひとつで、作品の出来は変わってくるのだ。
面白いは正義。
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