その2 でっかいことはいいことだ
巨大ロボはでっかい。
何を当たり前のことを?と思われるかもしれないが、デカイ。じゃあどうでかいの?と聞かれると返答に困る創作者はたくさんいるのではなかろうか。
そう。でかさを描写するのは大変に難しい。けれど重要である。何メートルもあるとか12階建てのビルに比肩するとかいろいろ言うことができるだろう。
だが。巨大さそのものを説明するより、実際にその巨大さによって引き起こされる惨事を描いていく方が明らかに有利である。
切断された腕に押しつぶされる民家。
歩くだけで生じる振動と、それによって破壊される窓。
ビルの陰から顔を出す巨体。
いくらでも巨大さを表現できるタイミングはある。そして表現しなければならない。でなければ巨大ロボットを出す意味がないからである。巨体は最大の特徴なのだ。
ぶっちゃけこれは機械や構造の表現より重要。しつこいくらいに表現しても明らかに足りぬ。とにかく嫌気がさすレベルででかさは表現しよう。それも多様性を織り込んで。
そこまでしてようやく読者は巨体を認識できるようになる。その迫力も。
努々忘れることなかれ。
※この項では巨大ロボット前提で話していますが、15センチの極端に小さいロボットなどにも適用できます。小さいことを表現しよう。
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