女の子としての生き方と生理
昼食後、俺は脳移植を行った医師・
玄関に上がると、真鍋先生の奥さんが出迎えてくれた。真鍋先生は2階の書斎にいるとのことで、俺は奥さんに付き添われ2階に上がった。
「浅井貴彦くん、来てくれたか」
真鍋先生の一声はこれだった。
「浅井くん、今日君に言いたいことは女の子としての対処法だ」
そう言った真鍋先生は、一度1階に戻った奥さんと高校生になるという娘さんを呼び出した。
「女の子としての対処法ですか・・・」
俺は一言つぶやく。
「そうだ。だから
真鍋先生はこう言い、
「ゆうにゃんってやっぱり綺麗ですね・・・本物見て感動しました。私も憧れます。しかし、脳移植って本当に成功したんですね。ゆうにゃんの中身が男性になったなんてとても信じられません」
最後にそう結衣ちゃんに言われた俺は、夕実さんからナプキンと生理対策の薬・料理の本を手渡され、真鍋先生の自宅を後にした。
夕方には帰宅し、部屋着に着替えた。そして夕食を取ろうとした頃、俺は突発的に床に突っ伏した。一言で言えばムチャクチャ腹が痛い。撫でてみても痛みは納まらない。そして腹が痛すぎて腰までダルくなった。こんな腹痛は初めて経験する。
俺はすぐさまトイレに駆け込む。そしてパンツを開くと大量の血が溢れていた。俺は一瞬卒倒した。激しい腹痛と出血の原因は生理だった。俺は夕実さんに言われた生理の対処法に沿って対応した。
しばらくすると、痛みはゆっくりと引いていった。やっと痛みが収まってよかったと安心した半面、毎月この痛みに襲われるのかと思うとゾッとした。女の子って大変なんだな・・・
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