Secret 03
「……夫婦それぞれから依頼受けるなんて」
帰り支度を進めていると、複雑な気分が口から漏れた。
「ま、確かに珍しいね」
「なんか、悪いことしてるみたいで」
「あぁ、利益相反的な?」
「……いいんですかね。仕事ですけど、なんか、裏切ってるみたいな」
「時期被ってないだけマシでしょ。被ってても受けるけど。うちは弁護士事務所じゃないしね」
「まぁ、そうですけど」
「うちは粛々と、ただ事実を報告するだけだよ」
「……はい」
色々と納得のいかないところを、短いセリフと小さな頷きでごまかす。
同情や共感。感情移入しようとする自分を抑えつけて。
それでも私は、やっぱり彼女を信じたいと思っていた。
飲みかけのペットボトルを鞄にしまい終わると、
「……なんですか?」
一足先に席を立った上司が、後ろから私の頭に手を置いていた。
「こういう時はホント、顔に出るね」
その声は、面白がるような笑いを含んでいて。
「こういう時?」
「そ、納得いかない時とか悩んでる時」
それをよくわかってんなら今すぐ説明しろよ、と言いたくなったけれど、実際それをされると悔しいから口を噤んだ。上司は、不服そうに睨む私にもう一度笑って、
「あかりちゃん。俺、寄り道するから今日は飯要らない」
「……浅羽さんの調査ですか?」
「気になるならついといで」
私の質問に、答えになっているような、なっていないようなセリフを返しながら、彼はドアへ向かう。慌てて立ち上がると、軽くなった後頭部でふわりと髪が揺れた。
「どこ行くんですか?」
事務所のドアを開けた上司は、振り返りもせずに、
「――この一件の、犯人に会いに行く」
感情の読み取れない声で、そう言った。
*
たどり着いたのは、前回と同じ居酒屋だった。通された掘りごたつ式の和室は前回と同じ部屋。そしてそこには、前回と同じように誰も居ない。携帯を見ると、時刻は八時五分前。
「何時に待ち合わせなんですか?」
上着を脱いでいる上司に問いかける。
「一応は八時。会社出る時連絡するって言ってたのがまだ来てないからしばらくかかりそうかな」
「そう、ですか」
鳳興産はここから十分ほどのところにある。
「とりあえずなんか頼もっか。ビールでいい?」
「あぁ、はい」
上司は店員を呼ぶと、ビールと自分のウーロン茶、それからいくつかの料理を注文した。
「……犯人って、誰が来るんですか」
そもそも犯人なんていう言い方はいかがなものかという気もするけれど。
「『ユウコ』さんだよ。うちにお客様を紹介してくれた、ね」
「…………」
嫌な言い方にムッとする。試す気満々のからかうような口調。
だらしなく壁に背を付け、隣に座る私の頭に手をのせる。くすくすと笑いながら。
「さぁて。暇だから、名探偵さんの推理を聞かせてもらおうかな」
「推理なんてとこまで行ってないです。なんか腑に落ちない点が多すぎて」
「それでもいいよ。ただの暇つぶしなんだから」
「……自分なら絶対不確かなことは言わないくせに」
例え余興だろうと、私だって間違った答えを口にするのは嫌だ。
「大丈夫だよ。君は間違ってない」
「……え?」
「君の人を見る目はね、結構確かだと思うよ」
浅羽ははずれだったけどね、と。笑いながら、そんなことを言う。
――間違って、ない?
「……めぐみさんは、浮気してないってことですか?」
「そ。我が事務所の調査はちゃあんと真実を示してたわけだよ」
そんな妙な口調が、先ほど抱いた疑問を思い起こさせる。
「それなら、佐伯さんはなんのためにそんなことしてたんですか」
「まずひとつ、ヒントあげようか」
こういうセリフが出てくるということは、やっぱり上司はすべてを知っているわけだ。
面白がっている顔が非常に憎たらしいが、ぶら下げられた餌の魅力はそれを上回ってしまう。
「……一応聞きましょうか」
テーブルに置かれた上司の携帯は、まだ鳴らない。
「髪飾りを買ったのは、佐伯じゃない」
――あいつが来る前に、答えにたどり着けるかな?
そんなことを、言われているような気がした。
「お待たせしました!」
店員がビールを上司の前に、ウーロン茶を私の前に置いて部屋を出る。よくあることだから、何事もなかったようにグラスを交換して、そのまま縁をぶつけた。カランと澄んだ氷の音が、スタートの合図。
「佐伯さんじゃない?」
「そ。前言った佐伯の情報、覚えてる?」
「情報? って、誕生日とか携帯の機種とか言ってたやつですか?」
「うん」
思わず、眉を寄せた。まさか不機嫌そうに並べ立てたあれもヒントだったというのか。
「…………」
記憶を辿る。あの時自分はどんな人物を思い浮かべたか――
「雑貨屋の店長は俺がその客を探してることを知ってる。だから個人情報はともかく、どんなやつだったかは教えてくれた。でも、髪飾りを買ったのが佐伯なら、『無愛想なやつ』なんてのじゃなくてもっといい特徴があるよね」
「……身長、ですか」
「正解」
言われてみれば確かに『身長一五四センチ』は男性にしては低い。人探しをしている相手に提供する情報なら、自分の意思で変えられる愛想なんかより『背の低い男』と言ったほうが親切だ。
「けど、それだけで違うって言えるんですか? 言い忘れてただけかも」
「さすがにそこはちゃんと調べたよ。そいつが髪飾りを買った日、御影とその周辺で髪を金色に染めた男性はひとりだけ。で、それは佐伯じゃない」
「……ちょっと、待ってください。それじゃあ」
もちろん髪を染める方法はひとつじゃない。カラーリング剤を買って自分で染めたのかもしれないし、ウィッグの可能性だってある。通販で買っていれば上司だって把握出来ない。
けれどもう、問題はそこじゃなかった。
「『ユウコ』は――三津井さん?」
あの時三津井さんは確かに、金髪にした佐伯さんを見たと言った。
その話がそもそも嘘なら、疑わしさは一気にスライドする。
確信の持てないまま口にした言葉を、上司は口元の笑みを深めることで肯定した。
「やられたよね。全部、あいつの手の内だ」
犯人、と言った意味がようやくわかった。
探偵である上司の前で敢えてそんな嘘を言ったとすれば、身の程知らずの挑発でない限り、それは上司へのメッセージだ。自分が犯人である、と名乗りを上げたのと変わりない。
髪を染めて髪飾りを買いにいったのは、おそらく三津井和哉自身だ。
手の内――すべて仕組まれていた?
関係が薄く、浅羽宗一郎が容易に接触出来る佐倉優子を敢えて名乗ったことも?
調べた場合に怪しい人物が浮上するように、わざわざ髪を染めたことも?
それなら。
「あいつの目的は――わかるよね?」
試すというよりは確認するような言葉。
テーブルに戻されたグラスの氷が、またカランと音を立てた。
「目的、は」
この一連の流れがすべて計画通りなのだとしたら。
三津井和哉は、自らを佐倉優子だと浅羽めぐみに思い込ませて齟齬を生み、
さらに髪飾りや小物を贈ることで、浅羽宗一郎の不信感を煽ったということだ。
その目的は、あの時に語られていた。
『彼女の力になってやって』
だから、わかってたんだ。いつか彼女が事務所に来ることも。
「――浅羽めぐみを、夫有責で離婚させること」
正解、と。私の答えに短く告げ、上司はイカの明太子和えに箸を付ける。
採点はここまで。ここからは答え合わせだから気楽にいこうというところか。
「多分、本当は貯金食いつぶさせて借金させるとこまで行きたかったんだろうけどね。タイミング悪く断っちゃったけどさ」
「……でも、なんでそんな回りくどいこと。お前の旦那浮気してるぞってそのまま言えばいいだけじゃないですか」
「聞いたでしょ? どう口説いたんだか知らないけど、周りに説得されても結婚やめなかったような人だからね。本人が自分から疑いを持つか、浮気以外の理由が必要だったんだよ。ま、単純に告げ口するみたいで言いたくないってのもあったかもしれないけどね」
「……はぁ」
それはまた、面倒くさいことだと半ば呆れながら、手にしたグラスをあおる。
刺身用の小皿に醤油を垂らして上司に渡しながら、
「でも、よくバレませんでしたよね。めぐみさんが電話一本かけたら終わりなのに」
そう、残った疑問を口にすると、
「……知ってたんだよ。浅羽夫人が、電話出来ないってこと」
上司はピクリと、眉間に皺を寄せた。
「? 電話、出来ない?」
「もちろん厳密には出来ないわけじゃないけどね。あるでしょ? メールだけは無制限、無料通話はなしっていう一番安いガラケーのプラン。もともとガラケーではあったみたいだけど、調べたら結婚して一ヶ月くらいでそのプランに変更になってた。浅羽が変えさせたみたいだね」
最初は頻繁だった連絡が途絶えたのは一ヶ月が過ぎた頃だと聞いた。あれは『電話』が出来なくなった、ということか。
「あいつ、偶然聞いたらしいよ。浅羽が浮気相手とそういう話してるとこ」
――あぁ、何か、嫌な予感がする。
残った疑問が、違和感が、そこへ収束していく感覚。
途切れた連絡。
最安のプラン。
何度も断られた誘い。
ひとりではスーパーにすら出かけない専業主婦。
そして――
「おかしいと思わなかった? 髪飾り見つけた時、浅羽宗一郎はなんで誰かにもらったってすぐに気づいたのか。普通ありそうな選択肢がひとつ欠けてるよね。あの男はなんで、自分で買ったっていう可能性を考えなかったのか」
「……!」
言い当てられる、違和感。
「別に高級品じゃない、スーパーの片隅の雑貨屋に売ってるような髪飾りだよ。定価八百円。夫が把握してるくらい『好きそう』なものなら、自分で買ってたって全然おかしくないのにね? なんでだろうね?」
笑いながら。
もう、答えは見えている。
わかった。これが、浅羽宗一郎が、妻の浮気を疑った理由だ。
「――経済、DV」
自分の好みとはかけ離れた女性を嫁にした理由は金だろう。資産家の娘だからと期待したが、実態は見た目通り質素なものだった。期待外れだとわかった浅羽宗一郎は、働いていないんだからとかなんとか理由を付けて、経済的に口うるさく締め付けた。
派手なタイプとしか付き合ってこなかった浅羽宗一郎の筋書きでは、窮屈になった夫人は自分と同じく浮気に走るはずだったんだろう。そうなってもらう必要があったのだ。彼女の有責で離婚するために。
ところが、めぐみさんは納得して素直に従ってしまった。元々質素なタイプだったようだし、天然という評価は本物なのか、特にDVを受けている自覚はなさそうだった。
一方で経済的DVの事実を知った三津井和哉はその状況を利用した。前述の通り、髪飾りや小物で不信感を煽り、継続的に依頼をするよう仕向ける。そう、後戻りの出来ないところまで。
これが、この一件の流れだった。
「どう? 真実のご感想は」
「胸くそ悪いです」
「俺もだよ」
苛立ち任せにグラスのビールを飲み干す。
「三津井さんはまだ来ないんですか」
言った瞬間、上司の携帯が振動した。メールではなく、電話。
「あぁ、お疲れ。この前と同じ部屋だよ」
どうやら到着したらしい。
*
「はい」
部屋に通された三津井和哉は、座席に着くなり鞄の中から封筒を取り出し、上司に渡してきた。
「どうも。話が早いね」
封筒から取り出したのは写真の束。
「へぇ」
上司は一枚一枚薄笑いで確認していく。
『いつか証拠が必要になったら言えよ。協力するから』
なるほど、これがあの時言っていた『証拠』か。考えてみれば、あれも『いつか』が『今』じゃないことを知っている者のセリフだった。
のぞき込もうとすると、ひょいと手を引っ込められる。
「君は見ちゃ駄目」
「? なんでですか?」
「んー、刺激が強すぎるから?」
「……え、」
三津井さんが苦笑いしている。
「言い逃れ出来ないレベルの写真で助かるけどね。三津井、これ何、会議室?」
「会議室、休憩室、給湯室、仮眠室、くらいかなぁ。一応全部業務時間外とはいえ、あいつら防犯カメラって知らないのかね」
「……っ」
その会話の意味するところがわからないほど、純粋ではない。
報告書作成がある限りどのみちいつかは見ることになるのだけれど、さすがにもうこの場で見せてくれとは言えなかった。
「でもさ、これ、いいのか? この写真渡せば、浅羽夫人も提供者がお前だってわかるだろ」
「バラしていいよ。『ユウコ』も潮時だしな。全部終わったら追加のメールも解約するし」
罪悪感からか、三津井さんは少し表情を曇らせた。
「……そうか」
顔を上げないまま、上司が短く答える。
証拠を見つけた段階で会社として対応することも出来ただろうし、いつかはするのかもしれない。業務時間外じゃ解雇までは難しいだろうが、何らかの処分が下れば妻である彼女にも影響がいく。彼女が詳細を知らされるとは限らないし、別れるほうに動くとは限らない。三津井さんはそれを避けたかったんだろう。
――本当に好かれてるんだな、めぐみさん。
ともあれ、三津井和哉の企みは成功した。
報告書を提出すれば、任務は完了。
その後どうなっていくかは、我が事務所の知るところではない。
ただ、私も。
三津井和哉と、
水谷翔太と、
佐伯健治と、
結婚をやめるよう説得したというその他の同僚と、同じように。
ろくに知りもしないめぐみさんの幸せを、願わずにはいられなかった。
「ん、完璧」
写真を確認し終えた上司が、束の端をトントンと揃えてにやりと笑う。
「お役に立てそうなら何よりだよ」
「顔ははっきりわかるし、服装もバラバラで『継続的』な関係の証拠としては申し分なし。素晴らしいね。この相手が例の?」
「そうそう。ついこの前別れたやつな。揉めてたみたいよー、一部で噂になるくらい」
「ま、そうだろうな。離婚して慰謝料取ったら結婚しようとか言われて金貸してたら揉めるのも当然。なんでこんなタイミングで別れたかね」
ため息交じりの上司のセリフに。
――あぁ、
くすりと、息が漏れた。
「……あかりちゃん?」
「城ノ内さん、わかってなかったんですね」
「ん?」
「好きな人が出来たから、ですよ。浅羽さんが彼女と別れたの」
含み笑いながら、断言してやると、
「ほーう? どういうこと?」
食いついてくる三津井さんと、眉を寄せてこちらの発言を待つ上司。
「結果が出なくてもずっと事務所を変えなかったのも、最後の調査結果渡した日に抜け殻みたいだったのも、理由は同じですよ」
「もしかして、あかりちゃん、浅羽に言い寄られたの?」
三津井さんが一気に顔色を変えるけれど、
「あぁ、いや、私じゃないですよ」
そこはさらりと否定する。いや、言い寄られたと言えば言い寄られたんだけれど。
「えっ、ちょっと待って、それって――」
三津井さんの反応に苦笑して、ふたりで視線をやったのは、
「だって私、毎回毎回、応接スペースで睨まれてましたから」
――死んだ魚のような目をした城ノ内紘の顔だった。
「あー、目覚めさせちゃったか、城ノ内」
この展開はさすがに想定外だったらしい。
引きつったような苦笑いのまま固まった上司は、
「まぁ、仕方ないよな。お前女装したら美人になりそうだもんな!」
と、三津井さんから妙な慰めを受け、
「だから言ったでしょう? 城ノ内さんほどじゃないって」
そんな私の言葉に、
「あぁ、うん、そうかも」
と、うなだれた。
「……ホント、好かれますよね。色んな人に」
*
帰り道。家に向かうタクシーの中、上司は盛大にため息をついた。
「ま、よかったけどね。実家絡みじゃなくて」
心底疲れた顔に思わず笑ってしまう。
「……全然気づかなかった」
「ま、そうでしょうね。城ノ内さん、実家だって思い込んでたでしょう?」
まぁ、今回の事実が想定外なのは無理もないけれど。情報がない分、警戒からか『実家絡みである可能性』を多めに見積もってしまうのはこの探偵の悪い癖だ。
私の指摘に、ふむ、と考えるような仕草をすると、
「君は思わなかった? あんまり心配してなかったみたいだけど」
確かに、今の状態でこの人が急に居なくなれば色々と不都合だらけだ。仕事も住むところも、一気に失ってしまう。それで不安な顔をしなかったのは不自然だったかもしれない。
「そこは女の勘、ですかね。ずっと睨まれてなんだろうって思ってましたし」
「女の勘、ね」
私の回答に苦笑して、
「……それじゃあ、敵わないなぁ」
上司は何故か満足そうな顔をしていた。
――そういうところが、甘いんですよね。
押し殺した言葉の代わりに小さく息を吐き出して、窓の方へ目を向ける。
通り過ぎる繁華街のネオンは、車内までも明るく照らしている。
――私にだって秘密くらいあるんですよ。
*
上司出勤済みの静かなリビングに、卵の焼ける音が響く。
着信があったのはそんな朝のひとときだった。
「もしもし? おはようございます。今? いいですよ、ご飯食べながらでよければ」
携帯を肩と耳に挟んで、フライパンの目玉焼きをトーストの上に移す。
「近況……、うーん、特に変わりないですけど」
ザクリとパンをかじりながらの回答に、電話の相手は不服そうな声を上げた。
「……いや、そんなこと言われても」
う、塩こしょう忘れた。味がない。電話に気を取られているとこれだからいけない。
「じゃあ、まぁ今度お茶でも」
これは多忙な相手に対する社交辞令。この唯一の友人とお茶を飲んだのは過去六年間でたった三回。それも私が相手の家に行く形での実現だ。次回があるとしたら、また私が訪問することになるのだろうが、それは状況的に難しい。私の居場所は、彼に監視されているから。
ならばと笑いながらされた提案には、
「え、ここにですか?」
手にした瓶を取り落としかけた。
『じゃあ、今度は私がそっちに行こうかな。顔も見たいし』
その口調はごく軽く、からかうように。
冗談だとわかるように。
「あはは、そうですね。見てみたい気はしますけど」
それでも、敢えて口にする。
この秘密を、大切な日常を、守るために。
「でも、京子さんがここに来るのは駄目です」
この人と私が繋がっていること。
この秘密が、いつか、彼に知られたら。
彼は、怒って私の前から居なくなるだろうか?
「また逃げられても困りますから」
だから彼女とのお茶は、『また今度』。
「――大丈夫、元気ですよ。私も、息子さんも」
秘密のお茶会はしばらく開けそうにない。
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